南房総エリア
2020-04-16 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

先週の7日(火)に「緊急事態宣言」が発令されてから、一週間が経過しましたが「私達サーファー」にも大きく影響が出て来ました。
私としては「海は三密には該当しないのでは」と持論を展開していましたが、どうやら世間の反応はそうでは無く、サーフポイント近隣の住民は「外出自粛要請」が出ているエリアの「県外ナンバー」の車で普段と変わらずサーフィンに来る事に疑問や恐怖を感じた様で、町役場や市役所に苦情が殺到した為、各々の行政と地元サーフコミュ二ティーとの協議により、「駐車場の閉鎖」や「来訪者のサーフィン自粛要請」という対応策が講じられた様です。
今回のレポートは、その辺りの状況もお伝え出来ればと思います。
と言う事で、「地形レポート(4/14火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。
それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
今回のチェック時は、潮の多目な時間帯だった事も有り、ミドル付近をスルーしてミドル手前でのブレークのみでしたので、インサイド~ミドル手前が浅目で、ミドル付近が深目な地形に変化は無い様でした。
・4月14日(火)、ハイタイド約2時間後の監視所側。

そして教習所側。
こちらも監視所側とほぼ同じ様な状況で、ミドル付近が深目なままですが、潮回りを考慮すればまあまあ楽しめる地形はキープしています。
お勧めの潮回りは、ミドル~ロータイド手前辺りとなる様です。
・4月14日(火)、ハイタイド約2時間後の教習所側。


次はお隣『千歳』。
今回のチェック時は、潮の多目な時間帯でしたがサイズに助けられ、ミドルのバンクで写真↓の様な波がブレークしていました。
ただし、それも正面のみで右・左寄り共ミドルでの反応は鈍く、インサイド寄りのブレークのみで、以前と変わらずサイズが無く潮の多目な時間帯は、コンディションを落としてしまう地形の様です。
3ピーク共お勧めの潮回りは、ミドル~ロータイド手前辺りとなる様です。
・4月14日(火)、ハイタイド約2時間10分後の正面。





そして和田方面『花籠』。
・4月14日(火)、右寄りに蛇行して注いでいる河口付近。


・4月14日(火)、ハイタイド約2時間20分後の花籠正面。


続いて『大原駐車場前』。
これが「ビーチブレーク」!?と思う程の極上の波が、誰にも乗られる事無くブレークしていました・・・。引き続き、全体的に浅目な良い地形をキープしている様です。
・4月14日(火)、ハイタイド約2時間30分後の大原駐車場前正面。

「大原駐車場」

そして最後に『白渚』。
まずは河口寄り。
こちらも地形の大きな変化は見られず、引き続きインサイド~ミドルにかけてまずまずの良い水深をキープしている様でした。
・4月14日(火)、ハイタイド約2時間40分後の河口寄り。

そしてS&S寄り。
今回のチェック時を見る限り、以前に比べてミドルでの反応が良くなり、ファーストブレークの後もウネリに戻る事無く、インサイド迄スープも続いていました。
ウネリの向きも有ると思いますが、むしろ「河口寄り」よりもコンディションは良かったです!このままの良い地形をキープして欲しいモノです・・・。
・4月14(火)、ハイタイド約2時間40分後のS&S寄り。


自粛要請が遵守されているせいか、千倉から白渚迄サーファーは誰もいませんでした。波が良いだけに、なんか「悲しい気持ち」になりました、一日も早く日常が戻る事を祈ります。
以上が、今週(4/14チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温。
気の早い方はそろそろ「3 mmジャーフル」も有りかなと、思える程水温も上がって来ました。自粛要請の元、お勧めのウエットと言うのも変ですが「セミドライ」が有ればOK かと思います。
今回は以上となります。
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