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WSLが6月末までの延長と来シーズンの変革を発表

2020-04-29 更新
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PHOTO: © WSL/Sloane

現地時間4月28日、カリフォルニア・LAに拠点を置くWSLはCOVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックが継続している影響で6月末までのイベント延長を決定。
6月1日に今後の動向を改めて報告すると発表しています。

CEO エリック・ローガンの声明

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PHOTO: © WSL

私達はWSLイベントを6月末まで延期します。6月に予定されているブラジルの『Oi Rio Pro』は今年事態が緩和することを期待して正式に延期を発表します。2020年のチャンピオンシップツアーのネクストコールは6月1日の予定です。

2021年シーズンの改革



エリック・ローガンはイベントの延期と同時に進化した2021年のCT、チャレンジシリーズ、QSの形式も発表。

「この変革に取り組むことを楽しみにしている。COVIDによってストップしたからこそ、今が変化を加速する時だと考えたんだ」と話していました。

今回発表された内容は全て具体的ではありませんが、まず男女共にCTはシーズン最終日にランキング上位の選手によるサーフオフ形式でワールドタイトルが決定される形。
これは数年に渡って議論されていたことで、最終的には選手、スポンサー、WSLの間で詳細が決定する予定です。

また、2021年はCTの変革に加え、2020年から新設されたQSで10,000ポイントを獲得出来る最もグレードが高いチャンレジシリーズのスケジュールが一新。
CTとチャレンジシリーズの間に明確なシーズン別けがされる可能性があります。
このアップデートにより、プロコンテストとしての魅せる部分とCTでリクオリファイが出来なかった場合にチャレンジシリーズに集中してQSからのリクオリファイがしやすい形になります。

2Xワールドチャンピオン タイラー・ライトの声明

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PHOTO: © WSL/Dunbar

新しいフォーマットはワールドタイトルの争いを激しくするように感じるわ。今までとの違いは海での直接対決で勝つことが求められることでしょう。それは大きなこと。誰にも負けない強さが必要になるし、このような競技のプレッシャーはレベルを引き上げる。本当にエキサイティングだわ!

チャレンジシリーズをCTと別の時期にすると新進気鋭の選手が目立つことになる。チャレンジシリーズの選手が注目されたり、新しい選手が入ったりもするでしょう。リクオリファイを目指す選手、CTから脱落した選手にとってもチャレンジシリーズに完全に集中するチャンスを得ることが出来るわ。

コナー・コフィンの声明

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PHOTO: © WSL/Heff

最後に二人のサーファーがワールドタイトルを争うのは面白いよね。昨年のパイプでは最後の最後まで釘付けになったよ。このスポーツにとって素晴らしい瞬間だった。2021年以降、同じように常にワールドタイトルが最後に決まると考えるだけで興奮するね。

チャレンジシリーズへのステップになるQS



CT、チャレンジシリーズの変革と同時にQSにも変更が出る予定。
2020年から1,000、1,500、3,000、5,000の4グレードに分けられていますが、2021年からは各リージョナルでのチャンスを増やし、経済的な負担を軽くすると同時にアスリートへのメディアの関心を高める方向にシフト。
QSからCTではなく、QSにはチャレンジシリーズへのステップとしての役割が大きくなります。

最後にエリック・ローガンは「詳細はまもなく発表されますが、これが世界中のサーファーやサーフィンにとってどんな意味になるか本当に楽しみです。私達は改革と進化に全力で取り組みます。コミュニティ全体と協力してこの強いパンデミックを乗り越え、プロサーフィン。そして、全てのサーフィンを推奨する場所で前向きにインパクトある方法で前進しましょう!」と声を大にしていました。

WSL公式サイト


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