WQS/OP千葉プロ&NSUプロジュニア
2003-05-19 更新
今年もWQS/OP千葉プロが、5/15~18の4日間に渡り開催されました。3スターというグレードと、WCTの日程も重なり、外国人選手の顔ぶれは寂しかったものの、heat表を見ると、元WCTのカイポ・ハキアス、トッド・プレステージ、シェーン・ビーバン、他にも雑誌等での露出の多いゲビン・ベッシェン、TJ・バロン、ジェイソン・シバタなど、楽しみな選手のエントリーもありました。大会期間中は頭前後のアベレージサイズをキープしたものの、千葉エリアでは天敵となる東風が混じりオンショアコンディションが大半を占めました。そんな中行われたRound1は、日本人がメインのheatとなりましたが、所々にクレジットされている外国人サーファーのターンの伸び、太いラインは足腰の強さの違いを感じさせられます。
Round of 64のheat1でのゲビン・ベッシェンは、大きなマニューバーを描きながらも、残念ながらも3位で敗退。heat6では、トッド・プレステージがまさかのインターフェアで敗れる波乱もありました。heat8では、近い将来、確実に日本のチャンプになるであろう田中樹もワイプアウトが多く敗退。heat11では日本人4人の戦いとなりましたが、日本の大砲・小川直久と好調・田嶋鉄兵がRoundアップ。そしてheat15には、弱冠12歳でこの4月から中学生になったばかりの山田恭平が登場。さすがに外人ばかりのheatで緊張・遠慮したのか、満足のいくライディングは見られずheatダウン。しかし、ギャラリーからは大きな拍手で迎えられました。今後、彼の身体的な成長と、経験の積み重ねで初の日本人WCT入りも現実となるかもしれません。
そして大会3日目からは、21歳以下で戦われるNSUジュニアプロも同時開催され、千葉プロを勝ち上がっていた選手によっては、2つのコンテストに同時出場というハードな日になりました。
そしてRound of 32からスタートした最終日の朝は、風も弱く面の整ったなかなかのコンディション。とにかく外国人選手のパワーが目立ち日本人が徐々に敗退していく中、セミファイナルまで浦山、脇田の両名が意地を見せました。しかしheat2で共に敗退。ファイナルはオージー4人で行われ、Anthony・Polsが優勝。一方、同時開催されていたNSUジュニアプロのファイナルは2人の日本人VSハワイアン・オージーの対戦。外国人選手、2人が有利にheatを進めましたが、残り5分にビッグマニューバーで2アクション入れた田嶋鉄兵が逆転!見事に優勝を手に入れました。
OP千葉プロでもクォーターファイナルまで進出した田嶋鉄兵は、この4日間で一番多くのheatをこなしフラフラになりながらも有終の美を飾ってくれました。
コンテスト開催期間はサイズも十分あったんですが、天気・コンディションは今一つ。しかし多くのギャラリーで盛り上がり、大成功となりました。