湘南藤沢エリア
2020-07-14 更新
皆さん、こんにちは。波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」湘南・藤沢エリア担当の池田潤です。
先週(7/6週)から、梅雨前線の活発な活動がが続き 九州、岐阜県と長野県を中心に、土砂災害や川の氾濫により甚大な被害をもたらしました。
この度被害にあった皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い再建をお祈り致します。

この梅雨前線の影響でオンショアが吹き続けた湘南地方。地形チェック日の7月12日(日曜日)にようやく風が弱くなりはじめ、南~南西のうねりで、腰胸サイズまで残り、久々のサーフィン日和となりました。

サーファーの皆様には、藤沢市におけるサーフィンは引き続きガイドラインを重視して頂き、7月18日より海水浴とサーフィンの新しい「藤沢市海水浴場ルール」もスタートします。
NSA湘南藤沢支部
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長く続いたオンショアと、雨水の流入により、地形は変化した模様で、現在の湘南藤沢のサーフスポットの地形は概ね良好で、胸サイズあれば、全域で十分にサーフィン可能です。
良いニュースは、長雨のおかげで、引地川河口東側の地形が復活の兆し。
悪いニュースとしては、スケートパーク前と辻堂橋前の地形が悪化傾向でした。。。
それでは、地形レポートです!
今回は、7月12日(日)のタイド表潮位が106cm-92cm表記で、小潮のハイ~ミドルの時間帯だった10:00~11:15に全域を見て来ましたので、今後のポイントセレクトや海に向かう時間帯の参考にしてみてください。
チェック時のコンディションは、弱いオンショアが入った腰胸サイズでした。
【第二駐車場前】
辻堂第二駐車場周辺の地形は良い方向で安定しています。



【辻堂橋前】
橋前正面の地形は残念ながら悪化しました。
一旦沖でブレイクした波は、途中で消えてしまいます。

ロングボードでもインサイドまで乗り継ぐのは困難です。
ショートボードは、インサイドのショアブレイク気味のたまたま入る良い形の波を選べば、ショートライドながらサーフィン可能でした。
【辻堂正面】
引き続き地形が良いところがあります。
このエリアでは悪くはありません。

サイズのある日や潮の低い時間帯が特にお勧めです。
【湘洋中前】
特筆する程の地形ではありませんが、全域にわたりサーフィンは可能です。


現在、この近辺は、自転車での通行が困難で、それゆえ人は少なめです。

【スエヒロ】
地形は安定傾向です。
このエリアでは一番良いですね。

【地下道前】
全域で地形安定傾向です。
当然全域でサーフィン可能。

船前は相変わらず、途中がちょっと深いようで、沖から繋ぐのは難しそうですが、

【スケートパーク】
地形悪化傾向です。。。沖でブレイクした波が、途中で消えてしまい、インサイドも楽しめそうな地形が見当たりませんでした。


以下は翌7月13日(月曜日)の河口です。

【鵠沼】
引地川河口から銅像前の地形は安定して、十分にサーフィン可能です。


ウッドデッキ周辺の地形は多少改善しました。

こうなると、ルール厳守、マナーを守って楽しんでください。
【水族館前】
引き続き、地形良好を保っています。


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NSA湘南藤沢支部
今回の地形レポートは以上になります。
続いて、現在の湘南の水温ですが、ちょっと上がって22度前後。
晴れた日と、オンショアや雨の日では、体感温度が大きく異なりますので、天気の悪い日はシーガルやロングスプリングの着用をお勧めします。
晴れた日の日中なら、半袖のスプリング、長袖タッパーとトランクスでサーフィン可能です。
梅雨の晴れ間には、トランクスの人も見かけるようになってきました。
梅雨明けまでもう少しです。
梅雨前線の影響による、オンショアと雨がしばらく続きますが、どうかくれぐれもお体ご自愛下さい。
今週は以上ですが、今月(7月)の更新は今回が最後です。
次回更新は8月3日週の予定となります。
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