南房総エリア
2020-07-23 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

先日20日に沖縄につづき奄美地方がようやく梅雨明けしましたが、昨日(22日)の時点ではそれ以外の地域はまだまだ先になりそうとの予報で、23日(木)からの4連休もぐずついた天気となりそうです。
肝心な波のコンディションですが、潮回りを考慮しながらとはなりますが、何とか楽しめる地形はキープしていますので、混雑の予想される4連休は「ルール&マナー」を遵守の上お楽しみ下さい・・・。
と言う事で、「地形レポート(7/21火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。
それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
前回(16日)更新レポートで、ミドル付近が更に深目になったとお伝えしましたが、一週間が経過し更に深目になってしまった様で、潮の多目な時間帯はショアーブレークのみとなってしまいます。
それでもロータイド近辺になると、ミドル手前の浅目な地形に反応し、まずまずのコンディションとなり楽しめています。ただし、それもミドルタイド辺りになると、急激にブレークしづらくなりますので、その辺りを考慮してお楽しみ下さい!
・7月21日(火)、ハイタイド約2時間後の監視所側。

そして教習所側。
こちらも監視所側とほぼ同じ様な状況で、潮回りによりコンディションは大きく左右されてしまいます。
お勧めの潮回りは、こちらもロータイド前後となります。
・7月21日(火)、ハイタイド約2時間後の教習所側。

例年ですとこの時期は一ヶ月に渡り、海水浴場が開設されエリア規制が敷かれますが、今夏は「コロナ感染拡大防止」の為、海水浴場は「非開設」となります。それに伴い遊泳者とサーファーの混在が予想され、衝突等様々な問題が危惧されますので、細心の注意をお願い致します。どんなにスモールコンディションでも「ノーリーシュ」は、絶対に止めて下さい。
尚、監視体制は有りませんが「警備員」や「ライフセーバー」による、ビーチの巡回は行われる様ですので、有事の際は指示に従う様お願い致します。
次はお隣『千歳』。
今回のチェック時はかなり潮の多目な時間帯でしたので、3ピーク共ショアーブレークオンリーでテイクオフも厳しいコンディションでした。以前から続いている「インサイド~ミドル付近迄が深目な地形」に変化は、全く見られませんでしたが、ロータイドに向かいコンディションは上向いて来ますので、しばらくはタイドグラフとにらめっこなりそうです・・・。
・7月21日(火)、ハイタイド約2時間10分後の正面。



以前に比べ潮の多目な時間帯等は、ほとんど露出していませんが

そして和田方面『花籠』。
・7月21日(火)、右寄りに蛇行して注いでいる河口付近。

今回のチェック時も、ミドル付近が深目な地形に変化は見られず、ウネリはスルーしてインサイド寄りのブレークのみでした。
それでもインサイドよりにはバンクが有るようで、写真↓の様な波がブレークしていました!
・7月21日(火)、ハイタイド約2時間20分後の花籠正面。

続いて『大原駐車場前』。
こちらは引き続き全体的に浅目な地形となっている様で、正面を挟んで左右に何箇所かバンクが有り混雑も緩和されていました。
・7月21日(火)、ハイタイド約2時間30分後の大原駐車場(正面)


そして最後に『白渚』。
まずは河口寄り。
前回(16日)更新レポートで「若干深目に変化したのでは!?」とお伝えしましたが、今回を見る限りまずまずの浅目な地形となっている様でした。
・7月21日(火)、ハイタイド約2時間40分後の河口寄り。

そしてS&S寄り。
こちらは引き続き、まずまずの良い地形をキープしている様で、今回のチェック時はまだも潮の多目な時間帯でしたので厚目なブレークが目立ちましたが、潮の引きにつれてコンディションは上向いて来そうでした・・・。
・7月21日(火)、ハイタイド約2時間40分後のS&S寄り。

以上が、今週(7/21チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温。
しばらく続いた低水温ですが、ようやく上昇して来ましたので「スプリング」や「シーガル」で十分対応出来ますが、例の「南西」の強風が続いた翌日などは、念の為「3mmジャーフル」をお持ちになる事をお勧めします。
今回は以上となります。
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