一宮エリア
2020-07-24 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

前回(7/17)更新直後の東ウネリも風と共に落ち着き傾向となって、今週(7/20W)に入ってからの南風でリセットされた雰囲気だったと思います。
前線が離れていたタイミングでウネリは弱いものの微妙なサイズアップもあり、大潮の期間で前の週よりも干潮の時間帯で反応するエリアが広がっていた印象です。
ミドル~アウトの地形に反応があった日に関しては、各ポイントで右側のレギュラーがサイズのわりに距離を乗れていて、浮力のあるボードを使ってここ数週間の中では滑れる波を狙えていたようです。
それでは、地形レポートです!
【一宮】
7/22水曜日の10時半頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かって干潮に近い時間帯で、潮の動きが大きい期間なので干潮に近い時間帯は腰~腹サイズに対しても中央のチビ堤防~正面右側をメインにポイントを広く使えていたと思います。



【サンライズ】
7/22水曜日の11時頃。潮は干潮寸前に近い時間帯での地形チェックで、サイズとしては腰~腹くらいの楽しむには厳しい状態が続いていましたが、潮が少なくなるとアウトの地形を使えるエリアが広くなり、距離を乗れていた印象です。


【東浪見】
水曜日7/22の12時頃。干潮の潮止まりのタイミングでした。サイズとしてはギリギリな状況なので潮が上げに変わったりするとボヨつきが早まるかもしれなく、中央から左側に関しては潮が少なすぎて地形に水が来ていないので、どちらと言うと潮の多い時間帯の方が手前に集まるブレイクで対応できていたと思います。


【志田】
7/22水曜日の13時頃。潮は上げ始めで、腹~胸近いサイズで久しぶりに左側を狙えるようになり、右側を除いてはワイドなブレイクが目立っていたもののポイントを広く使えていたと思います。



【太東】
7/22水曜日の13時半頃。潮は上げ始めの時間帯で、ヒザ~コシのロングボード限定なブレイクながら、レギュラーをメインに両方向に乗れていて、やはり今回の期間は潮の動きが大きいので前回よりも使えるエリアが広がり、ガスト方面にかけてアウトの地形を狙えるコンディションになっていましたよ。


【夷隅】
7/22水曜日の14時頃。潮は上げに向かって中間に近い時間帯で、反応するサイズでもありませんが、干潮に合わせた狙い目に関しても最近のウネリに対しては地形が深い雰囲気でピークがまとまっていないようです。


さて、水温は、前半の期間で20℃近くまで上がりましたが、今週(7/20W)からの南風の影響もあって再び冷えてみたり、なかなか安定しない状況です。来週(7/27W)の前半まで南風コンディションが続く予報からは下がりやすい雰囲気でもあるので、シーガルやフルスーツがあった方が突然の変化に対応できると思います。
最後に、この先の波ですが、やはりサイズには期待できない状況のようです。低気圧が発生しても前線の影響でウネリのきっかけにはならず、連休中に関しても南風の日が多くなるとオフショアで力の弱い波質になってしまいそうです。
しかし、日曜日(7/25)までは中潮でもあるので、潮の動きに敏感になれば1日の中で波の変化はあるのでは? 日中の干潮の動きが小さくなると同じサイズに対してアウトでの反応が悪くなる傾向でもあるので、最近の波にとって潮の多い時間帯が長くなり、しばらくはこれまでよりサイズが必要になる潮回りかもしれません。
来週(7/27W)の北東予報が早まれば何かしらの変化がありそうですが、オンショアに対してはアウトのブレイクよりも手前にまとまるショアブレイクの方が無難になると思うので、狙い方も変わっていきそうです。
今年は海水浴場に関するエリアの制限がないのでサーファーにとっては自由な雰囲気となっていますが、遊泳しに来る人とのトラブルを考えると例年よりも注意が必要になると思います。
今回は以上となります。
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