一宮エリア
2020-08-21 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

前回(8/14)の更新後も南風コンディションからのスタートだったので、変わらずの膝~腰サイズの絶望的なサイズが続きましたが、火曜日(8/18)~水曜日(8/19)の東風のコンディションからはウネリの向きが変わって反応がよくなり、一宮方面では見た目で胸近いブレイクがありました。午前中の潮の動きに合わせてアウトからのブレイクを狙えるようになり、力が弱く乗り心地は物足りない波質ながら前の週(8/10W)よりも距離を滑れる波が反応していました。
それでは、各ポイント毎の地形レポートです!
【一宮】
8/19水曜日の10時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は干潮寸前で、堤防周辺を含めて地形に影響するような目立ったカレントがなく、形になるブレイクはあっても見た目より力が弱かったり、フェイスの厚い波が多い印象だが、正面からのウネリが入るようになり、午前中の潮の引きも大きくなっているので、この時のような潮の少ない時間帯でサイズのわりにアウトの地形を使えていました。


【サンライズ】
8/19水曜日の11時頃の様子から地形を判断します。干潮の潮止まりの時間帯で、カレントが働かない状態なので特にハッキリしたピークもなく、アウト寄りで砂の集まったエリアをキープしていても、形としては見た目よりも厚いフェイスなのでダラダラしたブレイクが多く、距離は乗れても、腰~腹サイズでは滑り心地は物足りないかもしれません。


【東浪見】
水曜日(8/19)の12時頃の地形チェックです。潮は上げ始めの時間帯で、腹以上のサイズになると潮の少ない時間帯を狙って正面~右側をメインに距離を乗れる波がありましたが、ここもギリギリなサイズでは潮が上げに向かい始めると反応が悪くなる傾向で、この時より引きに向かう最中の方が波数を含めてスムーズな反応だったかもしれません。


【志田】
水曜日(8/19)の地形チェックとなります。17時頃、満タンの潮止まりで、地形にとっても大きな変化はなく、正面~右側にかけてがメインに対応できていて、形的にはワイドな波が多いものの、潮の少ない時間帯のアウトのブレイクから、この時のような満タンの手前でまとまる波まで狙える状況です。


【太東】
8/19水曜日の18時頃の様子から地形をレポートします。潮は引き始めの時間帯で、地形に悪影響はありませんが、フラットギリギリなコンディションからはカレントが働かず砂の動きもないので、狙う地形はこれまでと変わりありませんが、形がボヤけてきているように思えます。


【夷隅】
8/19水曜日の18時半頃。他のポイントで反応しているこの日のウネリも、サイズに対して深いエリアが目立ち、ここにとっては珍しく、地形に影響するカレントがないので、普段狙えているコンパクトな地形にはならずビーチに砂が集まっている雰囲気でした。


さて、水温は、南風も強まらず、北東の風やその後の穏やかなコンディションでこのエリアの水温としてはかなり温かい状態です。朝~夕でタッパーやスプリングの出番がありますが、日中は海パンと日焼け防止のTシャツで問題なくやれていました。
最後に、この先の波ですが、南風が気になる予報からウネリはリセットされやすいので、今のところ週末(8/22~23)にかけてサイズをキープするのも難しいかもしれません。穏やかなコンディションを狙えつつ、日本海側の前線の動きや沖の気圧配置からは、前半の期間はサイズアップにはあまり期待できない予想です。週末(8/22~23)の低気圧に期待したいですが、勢力的にはウネリのきっかけにはならない可能性も。。。
西からの台風予報もありながら覆っている高気圧の勢力が強くて近づけなさそうだが、高気圧のサイズアップがあれば低気圧のウネリよりも楽しみやすいので、移動しながらでも東の沖を通るタイミングでチャンスになるかもしれません。
潮の動きは次の更新(8/24W)頃にかけて小さくなるので、特に来週(8/24W)からは干潮のタイミングに合わせてもアウトを狙うにはサイズが必要になりそうです。
今回は以上となります。
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