南房総エリア
2020-09-09 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

最大級の警戒が促された「台風10号」は、九州地方に甚大な被害をもたらし、その後中国大陸へ進み8日未明に温帯低気圧となりました。まずは、被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
当エリアは台風から相当離れていたにも関わらず、南西寄りのスエルが数日間に渡り続いた事からも、その勢力の強さが伺えました。取材日の8日も南を向いたポイントには、そのスエルがまだ残っている程でした・・・。
と言う事で、「地形レポート(9/8火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。
それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
台風9、10号と南~南西寄りのスエルが続きましたが、東を向いている千倉にはクローズアウトする様なスエルは届かず深目な地形の改善は見られませんでした・・・。
引き続き、ミドル手前~ミドルが深目な地形となっていて、潮の多目な時間帯はインサイド寄りのワイドブレーク気味のコンディションとなってしまいます。
・9月8日(火)、ハイタイド約2時間後の監視所側。

そして教習所側。
こちらも監視所側とほぼ同じ様な「深目な地形」のままですが、消滅した10号の南西寄りのスエルが回り込み、潮の少な目の時間帯を中心に楽しめていました!
・9月8日(火)、ハイタイド約2時間後の教習所側。

次はお隣『千歳』。
今回のチェック時はまだ潮の多目な時間帯でしたが、サイズに助けられ写真⇩の様な波がブレークしていました!ただし、ショルダーは厚目でいわゆる「タル目な波」が目立ち、その事からもミドル手前~ミドル迄が、深目な地形となっているのが伺えました。
それでも、極端にサイズが無く潮の多目な時間帯以外でしたら、そこそこ楽しめる地形はキープしている様です。
・9月8日(火)、ハイタイド約2時間10分後の正面。



以前に比べ潮の多目な時間帯等は、ほとんど露出していませんが

そして和田方面『花籠』。
・9月8日(火)、右寄りに蛇行して注いでいる河口付近。


・9月8日(火)、ハイタイド約2時間20分後の花籠正面。

続いて『大原駐車場前』。
前々回(8/27更新)のレポート辺りから「ミドル前後が深目な地形に変化してしまったのでは!?」と、お伝えしましたが今回のチェック時は、潮の多目な時間帯ながらミドルでも反応していました。
・9月8日(火)、ハイタイド約2時間30分後の大原駐車場(正面)

そして最後に『白渚』。
まずは河口寄り。
こちらは台風スエルの影響は見られず、引き続き全体的に浅目な地形をキープしていました。チェック時は潮の多目な時間帯でしたので、ワイドブレークにならずに、サイドオンながらまずまずのコンディションでした。
・9月8日(火)、ハイタイド約2時間40分後の河口寄り。

そしてS&S寄り。
こちらは今迄ミドル付近が若干深目な地形でしたが、今回のチェック時は潮の多目な時間帯ながら、ミドル付近の反応が良く掘れた波がブレークしていましたので、この辺りが浅目に変化した様に感じられました。
・9月8日(火)、ハイタイド約2時間40分後のS&S寄り。

以上が、今週(9/8チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温。
引き続き水温は25度前後をキープしていますので「トランクス」+「タッパー」もしくは「スプリング」を、お持ちになれば終日快適にお過ごし出来ると思います!
なお、来週(9/14週)の更新は、お休みを頂きます。
ご不便をおかけしますが予めご承知おきください。
よろしくお願い致します。
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