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一宮エリア

2020-10-09 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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地形に関しては、ミドル~インサイドに深いセクションが残ってしまい、胸以下のサイズからは反応するエリアが限られていたり、特に午後の潮が上げに向かうタイミングになるとカレントは弱まりつつ深い地形ではボヨつきやすくなっていた印象。

ただ、夷隅のように復活した地形を含めてコンディション的には楽しめる波があり、午前中の引きの時間帯をメインにほとんどのポイントで対応できていたと思いますが、火曜日(10/6)からは再び北東の風が強まって地形にも影響しそうな状態です。。。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
水曜日(10/7)の地形チェックとなります。8時半頃の潮は引き始めで、正面から右側のエリアではカレントで削られた深いセクションが手前の地形に目立ってしまい、胸以下のサイズは途中でブレイクが途切れる波が増えてスムーズに滑れるフェイスが短くなり、インサイドが荒れている雰囲気からはショアブレイクとしてのまとまりもイマイチな状況です。
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左側に関しても中央寄りになるほど手前の荒れた雰囲気が気になる印象になっていますが、堤防周辺にはミドル~アウトを広く使える地形が残っているので、右側よりも距離を乗れる波があったと思います。
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余計なカレントが邪魔するのでオフショアにならないと潮の少ない時間帯を狙えないものの、オンショアでも肩前後をキープしたコンディションならボヨつきがあっても乗りつなげるサイズではあるので、クローズしなければ堤防の右側で風を防いで狙える波が見つかりそうでした。
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【サンライズ】
10/7水曜日の9時半頃の様子から地形をレポートします。潮の動きが小さいですが引きに向かって中間より少し前の時間帯で、地形が分散されて胸以下のサイズに対してはスムーズに滑れる形に反応する波が少なくっていた印象です。
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全体的にはアウトを重視して地形を広く使えていても、カレントでできた深いセクションが正面から右側のミドル~インサイドに目立っているので、潮の少ない時間帯で乗りつなげる時間帯はあるかもしれませんが、北東のオンショアでは左側の堤防周辺で風を防げても、アウトから反応してしまうと一宮よりも範囲が限られてしまいそうです
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複雑な形になるエリアが広がって狙いにくくなってしまいそうですが、肩前後あればボヨつきはあっても潮の多い時間帯で乗りつなげるサイズだと思うので、手前にまとまるタイミングの左側にチャンスがあれば乗れる波があるかもしれません。


【東浪見】
10/7水曜日の10時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は引きに向かって中間をすぎた時間帯で、アウトからの反応は頻繁な印象で、ここの中では中央のエリアから沖に出るカレントが目立っていて地形と重なって形になる波もありましたが、左右の堤防周辺の地形はまとまりが悪く、オンショアの影響で安定したピークがありませんでした。
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右側はこの日のサイズにとって深い印象でもあり、オフショアや風の影響がなければ潮の少ない時間帯に合わせて対応できると思いますが、左側は、一宮やサンライズと違って風を防げる堤防ではないのでまとまりが悪く、深いセクションは気になりませんがアウト寄りで砂の集まったセクションはワイドなピークが目立っていました。
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風が弱い日があれば潮のタイミングを選べて違う形の波を遊べるかもしれませんが、中央の新しい地形を狙うにしても北東コンディションでは無駄な抵抗かもしれません。アウト重視な雰囲気でサイズが落ちたり潮の多い時間帯で手前がボヨつきやすそうでした。


【志田】
10/7水曜日の12時半頃の様子から地形を判断します。干潮の潮止まりで、堤防周辺やポイントの正面エリアのようにそれまで続いていた北東の荒れたコンディションでカレントが強まっていた所では深いセクションが残っていたので、胸以下のサイズに対してはブレイクがつながる地形が限られてしまい、狙い目となる潮が上げに向かう時間帯でピークのまとまりはあってもボヨつく波が気になるようになってしまいました。
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このエリアの中では砂の集まった状態をキープしていて、潮の少ない時間帯でアウト~インサイドにかけて深いセクションが解消され広くポイントを使えていますが、この日の様子からもサイズとしては控えめな状況ながら北東の風が手伝ってカレントが強まってしまい、形のまとまりがなく狙える波がほとんどありませんでした。
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最近のサイズでは潮が多くなるとボヨつく波が増える傾向なので、サイズアップして面倒なコンディションを上等でチャレンジするか、風が落ち着いて潮のタイミングを選べるコンディションにならないと狙える波にならないかもしれません。


【太東】
水曜日(10/7)の13時半頃の地形チェックです。潮は上げに変わるタイミングで、気になっていた手前の深いセクションに関しても、潮が動く期間だったので干潮に近いタイミングに合わせると腰~腹サイズに対してもアウトをメインに十分な反応になっていたと思います。
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ただ、再び強まった北東の風でこの日はヨレが入ってフェイスが途切れる波が増えてしまい、サイズ不足なので掴み所がない状況となってしまいました。
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肩~頭以上のサイズになれば、強まっているカレントに影響されない堤防横の波が遊べる形にブレイクするかもしれませんが、サイズで地形が荒れてしまったり潮の動きが小さくなると今の地形を活かせる反応に期待できなくなりそうです。


【夷隅】
10/7水曜日の14時半頃。潮は上げ始めの時間帯で、ビーチが削られたので全体的にインサイド~ミドルエリアの地形が仕上がり、この日のような胸~肩サイズで波数を含めて十分な反応がありましたが、サイズのわりにカレントは弱まることなく、テトラの内側にあるコンパクトな地形にとっては変化が激しいので、サイズや潮のタイミングでブレイクする形やピークの位置も影響されていた印象です。
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この日の様子からはセットに関してはカレントと重なってアウトからブレイクしていたものの、胸以下の波は手前の地形をメインに反応していたので、潮の動きが小さい期間ではショアブレイクのような波質が増えそうですね。
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サイズが上がると地形や潮の動きに関係なくテトラよりも沖からブレイクしやすく、かわいいサイズになると日中の引きが小さいので今回の期間はサイズと形のバランスが合う条件がほとんどないかもしれません。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、徐々に下がっている雰囲気なので、この先の北東の風が強まるコンディションに対しては、前回の暖かかった期間とは違ってフルスーツがメインになると思います。


最後に、この先の波ですが、前線と台風の接近がダブって荒れたコンディションに戻り、カレントの影響が残ると、地形にとってはミドル~インサイドのまとまりが悪くなる可能性があるので、狙えるコンディションになってからは波のサイズがないと楽しめない仕上がりになるポイントが増えてしまいそうですね。

今回の台風は微妙な進路の変化で風向きにも影響しやすいコースですが、今のところの予報ではオフショアに期待できるタイミングもあり、通過してからの次回(10/12W)までの期間にチャンスがあると思います。

地形の仕上がりによっては、落ち着いたサイズに対して手前のエリアで反応のまとまりが悪くなりそうですが、来週(10/12W)からは中潮になるので、多少でも深いセクションが解消されれば、風の弱い日に合わせて狙える波が見つかるかもしれません。

今回は以上となります。
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