一宮エリア
2020-11-13 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

前回(11/6)の更新からは、ほとんどのポイントでミドル~アウトに対応できる地形はあるものの、潮の動きが小さい期間だったので干潮を狙っても手前のセクションは最近の腰前後のサイズにとっては深くなってしまい、距離を乗れそうに見えても力の弱いウネリが反応するエリアを限られてスムーズに乗れるセクションは短い印象でした。
ここ数日で北風が強まっているので北東と違ってサイズアップにはあまり期待できず、オンショアの悪影響のみのが目立ったコンディションとなっています。
それでは、地形レポートです!
【一宮】
11/11水曜日の10時半頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かって中間くらいの時間帯で、ミドル~アウト重視な地形に仕上がり、最近の様子ではウネリや風の影響が少なく余計なカレントも弱まっていたので、手前の複雑なセクションや周りよりも深くなっている地形は前回より回復に向かっているようでした。



【サンライズ】
11/11水曜日の11時半頃。潮は上げに向かって中間をすぎた時間帯での地形チェックで、前回以降のサイズダウンでここも反応は控え目な状況となってしまい、全体的に最近の腰~腹サイズに対してもミドルエリアにピークができる地形ではあるものの、以前の北東コンディションで手前の地形のまとまりは悪くなっています。


【東浪見】
水曜日11/11の12時頃。潮は上げに向かって中間をすぎ、満タンに近い時間帯で、正面から左側をメインに最近のサイズが反応する地形が広がっていましたが、アウトからの反応が途中で消える波が多く、乗りつなげても横に滑れるピークが限られて、物足りないコンディションが続いていました。


【志田】
11/11水曜日の12時半頃。潮は上げに向かって満タンに近い時間帯で、前回からのサイズダウンもあってコンディション的に落ち着いた状態となっていたので、余計なカレントがなくなり以前の荒れた地形が少しずつ回復に向かっているようです。


【太東】
11/11水曜日の13時頃。潮は満タン寸前の時間帯で、地形としては、スモールコンディションに対しても乗りつなげる状態ではあるものの、この日のような微妙なオンショアにも影響され、潮が多くなるほど最近のサイズに対しては地形が深く、フェイスにヨレが入ってボヨついた反応に変わってしまうのでカレントが気になるかもしれません。


【夷隅】
11/11水曜日の14時頃。満タンの潮止まりでの時間帯で、これまで複雑にしていたカレントも弱まって整った状態ではありましたが、最近のサイズに対してはミドル~アウトの地形に砂が足りず反応するのはショアブレイクか、ブレイクしないでウネリのみの波も目立っていました。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
さて、水温は、季節的にも下がり傾向で最近は16~17℃くらいです。3mmフルスーツで問題ありませんが、朝夕の冷え込みに対しては人によってブーツが必要になるかもしれません。
最後に、この先の波ですが、最近強まっている北風の影響でウネリがリセットされてしまい、今のところこの先もハッキリとサイズの要因になる気圧配置はない予報なのでスモールコンディションには変わりないかもしれません。
日曜日(11/15)の南風予報を含めてこのエリアの中で風を防げるコンディションではあるものの、サイズ不足なウネリには力の弱いブレイクに風のヨレが影響しやすく不規則で難しい波になりそうです。
週末(11/14~15)からは大潮になるので、整ったコンディションであれば干潮に向かう時間帯にチャンスがあると思いますが、形のまとまりやサイズの印象も潮によって変わりやすいので、こまめにチェックした方が微妙な狙い目を当てられるかもしれません。
アウト~ミドルの地形をメインにしたポイントが多く、力の弱い波質ながら大きめのボードで距離を乗れるブレイクは見つかると思います。
今回は以上となります。
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