【QS・ジュニア・ロングボードツアー】2021年イベントカレンダー
2020-12-02 更新
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12月4日から開幕する2021年CTシーズンを前にWSLは各リージョナルのQSとジュニア、ロングボードツアーのスケジュールを公表。
QSは各リージョナルがメインとなり、1,000、3,000、5,000のグレードで構成。
CTへのクオリファイはポイントが高いCSことチャレンジシリーズに重点が置かれてスケジュールもCT終了後を考慮して構成。
QSは2021年1月〜7月に行われ、その結果により各リージョナルから2021年8月〜12月に行われるCSの出場者が決定。
今までのQS→CTの構図からQS→CS→CTと3段階になり、より合理的でステップアップがしやすい仕組みになります。
また、パンデミック前に開催された2020年のQSポイントは2021年に持ち越されることになります。
ジュニアのポイントは2021年12月に台湾で開催されるWJCの出場資格に使用され、例年同様、各リージョナルの男子上位3名、女子上位2名が出場権を得ることになります。
アジア/オーストラリア・オセアニアリージョナル
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日本を含むアジアリージョナルはQSランキングに基づき、男女6名。
オーストラリア・オセアニアはQSランキングに基づき、男子10名、女子8名にCSシリーズのスポットが割り当てられます。
オーストラリア・オセアニアはNSW州での QS1,000『Great Lakes Pro』を始め、3つのQSイベントが確定。
今後数週間〜数ヶ月でQSの残りとジュニアのイベントが確定する予定。
アジアに関してはまだ全て未定で、今後数ヶ月を要する予定。
WSLのカレンダーにはTentative(暫定的)として6月17日〜20日に静波に建設中のウェーブプールでQS1,000『Surf Studium Japan Wave Pool Pro』が記載されていますが、関係者によれば調整中だそうです。
北米リージョナル
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北米リージョナルはCS出場枠が18スポット用意され、男子10名、女子8名がその枠を争います。
7月終了時点でのランキングで8月からスタートするCSシリーズ出場権が得られることになります。
QSはバルバドスから始まり、ハンティントンビーチ、サンクレメンテ、オーシャンサイドとカリフォルニアを巡り、メキシコのプエルト・エスコンディードとプラヤ・レボルカデロで開催予定。
ジュニアはハンティントンビーチ、バージニアビーチ、バルバドスで開催が予定されています。
ヨーロッパリージョナル
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ヨーロッパリージョナルではQSランキングに基づき、男子10名、女子8名がCSシリーズのスポットを獲得します。
WSLのイベントカレンダーによるとフランス、スペイン、ポルトガル、イギリス、モロッコ、イスラエルを巡り、6月末のフランス・アングレットがヨーロッパリージョナルの最終戦になる予定。
ヨーロッパではCSが3イベント予定されており、近年CTでも活躍しているヨーロピアンアスリートの挑戦を後押しすることになりそう。
ジュニアはポルトガル、フランスで計4戦の予定。
QSの前にスキルを磨く18歳以下の選手がしのぎを削ります。
なお、ヨーロッパリージョナルではロングボードツアーのクオリファイに関係するLT1,000がポルトガルとイギリスで開催予定。
イベントスケジュールは不明確な部分がありますが、新たなイベントが追加される可能性があり、1月にアップデートされます。
ロングボードツアーは3イベントで決定
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2019年にデヴォン・ハワードがツアーディレクターに就任して大改革が行われたロングボードツアーはニューヨークのロングアイランド、カリフォルニアのサーフランチ、マリブと3イベント開催予定。
イベント数は減るものの、サーフランチ、ロガーの聖地マリブでの開催はワールドタイトルを争うのにふさわしい見応えある戦いになるでしょう。
なお、以上のリージョナル以外、アフリカ、ハワイ、南米はまだ公表されていませんが、WSLのイベントカレンダーによるとハワイの『Volcom Pipe Pro』が全てのQSの初戦となり、南米はブラジルで5,000、アフリカはセネガル、南アフリカで数年予定されています。
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