都筑有夢路がQF初進出!『Rip Curl Rottnest Search』3日目
2021-05-20 更新
PHOTO: © WSL/Dunbar
現地時間5月20日、オーストラリア・ロットネスト島で開催中のCT第5戦 『Rip Curl Rottnest Search』は3日目を迎えてメンズはベスト16、ウィメンズはベスト8が決定!
オーストラリアレッグの2戦目から出場している都筑有夢路がRound of 16でコートニー・コンローグ(USA)を倒してQF初進出を果たしました。
都筑有夢路がベスト8入り
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ライト、レフト共にある会場のストリックランドベイは公式3-4ftレンジ。
風の影響が入った難しいコンディションながらウェイティングピリオドの残りの予想を考慮してマンオンマンを同時に二つ行うオーバーラッピングヒートを利用。
足早にスケジュールを消化していました。
都筑有夢路は自身3戦目となる今イベントのRound of 16でコートニーにリードを握られながらも、ラスト2分で得意のバックハンドが爆発。
8.33のハイスコアで逆転に成功、2戦連続で壁になっていたRound of 16の9位を突破してQF、5位以上が確定しました。
「このヒートに勝ててとても嬉しいわ。ヒート中はずっと緊張してたの。本当に嬉しい。最後の一本は足りるか分からなかったけど、待ってた。次も頑張るわ」
QFでは現在CTランキング7位のジョアン・ディファイ(FRA)と対戦します。
その他、ウィメンズではキャロライン・マークス(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS)が敗退する番狂わせも...。
ここまでの4戦中、全てSF以上をメイクしているカレントリーダーのカリッサ・ムーア(HAW)はライバルを尻目にラウンドアップを果たしています。
フィリッペがまさかの敗退...
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ウィメンズ同様、いくつかの番狂わせがあったメンズサイド。
一番のカードはマーガレットリバーで完璧なレールサーフィンで優勝したフィリッペ・トレド(BRA)とリプレイスメントで参加しているリアム・オブライエン(AUS)でした。
このヒートの主導権を握ったのはリアムで、まずはレフトで6.33。ライトの波で5.83のバックアップを重ねると一度もトップを譲らないまま後半には7.33と自身のハイスコアを塗り変えてフィリッペを抑えたのでした。
「控えめに言ってもこの勝利はとても嬉しいね。フィリペが強敵なのは誰でも分かるだろ。逆転されないかヒートの終わりにはストレスを感じていたよ。彼はどんな波でもビッグスコアにつなげることが可能だから、あのまま終わったのは幸運だった。自分は最高の波に乗り、フェイスで彼に合わせるという計画だった。空中戦では彼に勝てないと思っていたよ。その計画が上手くいったね。このレベルのスコアリングはQSよりも遥かに厳しい。全員が凄いからそうなるのさ。だからこそ、自分のサーフィンにきちんとしたスコアが読み上げられたときは、とても気分がいいんだ」
QSで来日経験もあるのでご存知の方も多いと思いますが、ここ数年勢いがあるオージーとして注目されているリアム。
すでにオーストラリアで4戦行われているQSでも結果を残しており、ランキング7位。
早ければ来シーズンにも正式にCTのメンバーとして加わる可能性もある実力派です。
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その他、ガブリエル・メディナ、イタロ・フェレイラのランキング1、2コンビやジョーディ・スミス(ZAF)などが次のRound of 16へ。
最終ヒートはコナー・オレアリー(AUS)、五十嵐カノア(JPN)が対戦してコナーが今シーズン初、このラウンドをクリアしています。
ネクストコールは現地時間5月21日7時15分(日本時間の同日8時15分)
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