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『2021 ISA World Surfing Games』初日 日本代表は全てラウンドアップ!

2021-05-31 更新
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PHOTO: ISA / Sean Evans

中米・エルサルバドルを舞台とした『2021 ISA World Surfing Games』はオープニングセレモニーが行われた前日から一夜明け、いよいよコンテストがスタート。
メンズ、ウィメンズ共にR1のH24までがスケジュール通りに進行。

現地時間5月30日、メンズはライト、レフト共にある河口に面した「ラ・ボカナ」を使用。
ウィメンズはライトオンリーの「エル・スンサル」でヒートが進行しました。

ご存知の通り、この大会は東京五輪の最終選考を兼ねており、男子5名、女子7名がここで決定。
男子20名、女子20名の選手が大会最終日の6月6日には揃っていることになります。



日本代表「波乗りジャパン」は全て通過

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(村上舜)
Photo: ISA / Ben Reed

今回の日本代表「波乗りジャパン」のメンバーは以下の通り。
宮崎で開催された2019年と5名は同じでウィメンズのみ脇田紗良から前田マヒナに変わっています。

五十嵐カノア、村上舜、大原洋人。
松田詩野、前田マヒナ、都筑有夢路。

この中で五十嵐カノアだけがCT枠で東京五輪の代表に確定。
2019年の大会で村上舜、松田詩野が暫定的に決定しています。

大原洋人が代表権を獲得するには、上位5名に入り、村上舜がそれ以下だった場合。
また村上舜と二人で上位5名に入った場合は村上舜を上回る必要があります。

大原洋人が上位5位に入らなかった場合は村上舜が代表権を獲得。

女子は松田詩野が条件付の出場権を獲得済みで、前田マヒナ、都筑有夢路の結果に左右されます。

前田マヒナ、都筑有夢路は五輪出場権確定済のCT選手を除く上位7名に入り、更に松田詩野を上回るのが条件。
もし、二人が上位7名に入り、松田詩野がそれ以下だった場合は代表権は前田マヒナ、都筑有夢路の二人に移ります。
松田詩野のみが上位7名に入った場合は松田詩野と、2019年大会のアジア枠で前田マヒナが代表権を獲得します。

初日のR1は五十嵐カノアを除く全ての選手に出番があり、全てR2進出。
特に前田マヒナは12.93を揃えてISAのニュースにも取り上げられていました。

五十嵐カノアは2日目のオープニングヒート、R1H25にクレジットされています。

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(前田マヒナ)
PHOTO: ISA / Sean Evans
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(松田詩野)
PHOTO: ISA / Sean Evans



初日はCT選手、ディフェンディングチャンピオンが圧勝

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(イタロ・フェレイラ)
Photo: ISA / Ben Reed

CT選手が多く揃った今大会、R1はある意味ウォーミングアップラウンドのような感じでした。

メンズは宮崎での2019年大会で遅刻から優勝という奇跡のショーを披露したブラジル代表のイタロ・フェレイラ、現在CTランキングでトップを独走しているガブリエル・メディナが強く、特にイタロは16.43のハイエストヒートスコアを出して他を圧倒。

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(タティアナ・ウェストン・ウェブ)
PHOTO: ISA / Sean Evans

ウィメンズもディフェンディングチャンピオン、ペルー代表のソフィア・ムラノヴィッチがトータル13.16で余裕の1位通過を果たしています。
ウィメンズのハイエストはアメリカ代表で2017年のISAジュニアチャンピオン、アリッサ・スペンサーで16.00を揃えていました。

その他、オーストラリア代表のサリー・フィッツギボンズ、ジュリアン・ウィルソン、ブラジル代表のタティアナ・ウェストン・ウェブ、コスタリカ代表のブリッサ・ヘネシー、ポルトガル代表のフレデリコ・モライスとCT枠からすでに東京五輪の出場を決めている強豪がR2へ。

2019年大会、2019年パンアメリカン競技大会で暫定的に出場権を得ているアフリカのラムジ・バークヒアム、ペルーのルーカ・メシナス、ダニエラ・ローザスも次のラウンドに進んでいます。

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(ガブリエル・メディナ)
Photo: ISA / Ben Reed

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(ラムジ・バークヒアム)
Photo: ISA / Ben Reed

その他の東京五輪選手候補

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(ノエ・マア・マクゴナグル)
Photo: ISA / Ben Reed

男子5名、女子7名の東京五輪出場枠を狙い、例年よりも更に白熱することが予想される今大会。

初日はコスタリカ代表のノエ・マア・マクゴナグルがイタロの次のハイエストヒートスコア16.40で注目を浴びていました。
また、2019年大会で村上舜とアジア枠を争ったインドネシア代表の和井田理央はバリ島というケリー・スレーターさえも長期間滞在した世界最高峰の波の宝庫でトレーニングを積み、ここエルサルバドルでリベンジを果たすことを決意しています。

「宮崎で自分の実力が世界に通じるということを学んだよ。クオリファイだって可能なんだとね。2019年大会では、トップサーファーが参加する中、9位に入った。もう一度挑戦するためにトレーニングに集中したよ。目標はオリンピック出場しかない。他にもファイナルに進出して世界のベストサーファーを倒すことができたら最高だよね。それが夢さ」

和井田理央の夢はまだ始まったばかり。
彼が東京五輪で戦うことになれば、日本でも注目されることは間違いないでしょう。

コンテスト2日目の注目選手

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(ジョン・ジョンとコロへを欠いたアメリカ)
Photo: ISA

現地時間5月31日のコンテスト2日目のスケジュール。

ヒートは朝8時より開始予定。

「ラ・ボカナ」ではメンズR1H25〜H36。
お昼からはウィメンズのR2が16ヒート進行予定。

「エル・スンサル」ではウィメンズのR1H25〜H32。
その後、メンズR2の18ヒートが進行予定。

注目選手はR1H25の五十嵐カノア。

その他、H29のフィリッペ・トレド(BRA)、H32のオーウェン・ライト(AUS)、H35のレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)など。
ウィメンズはH25のキャロライン・マークス(USA)、H29のカリッサ・ムーア(USA)など。

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(セネガル代表)
PHOTO: ISA / Sean Evans

R2はH5に村上舜、H7に和井田理央、H9に大原洋人。
和井田理央はイタロとコスタリカのカルロス・ムニョスなどと対戦します。

ウィメンズR2はH5に都筑有夢路、H11に前田マヒナ、H12に松田詩野が登場します。

日本とエルサルバドルの時差は−15時間。
現地時間5月31日の朝8時は日本時間5月31日の夜23時です。

ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/


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