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オリンピック候補選手が粘る!『2021 ISA World Surfing Games』4日目

2021-06-03 更新
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Photo: ISA / Pablo Jimenez

現地時間6月2日、『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』のコンテスト4日目。

この日の波は公式レンジで6-8ftにサイズアップ。今後は徐々にサイズダウンの予報のため、期間中で最も良いコンディションとなる見込みです。

4日目は敗者復活となるリパチャージラウンドのみが進行し、「ラ・ボカナ」でメンズのリパチャージR2、「エル・スンザル」でウィメンズのリパチャージR2を実施した後、会場を入れ替えて男女のリパチャージR3が行われました。

都筑有夢路と松田詩野は快勝!


日本代表「波乗りジャパン」でリパチャージに回っていた都筑有夢路と松田詩野。

エル・スンザルで行われたリパチャージR2で、都筑有夢路はペイジ・アルムスなどと対戦し1位通過。松田詩野は9.07ptのエクセレントスコアを出し、トータル17.07でその日のハイエストヒートスコアを出していました。

「波もサイズアップしてきて2試合あったので疲れましたが、試合運びを考えられたのでよかったです。ラウンド上がっていくごとに気を引き締めていきます。PCR検査もありバタバタした一日でしたが、ホテルも近いので身体をきちんと休めながら挑めました。」松田詩野




続くリパチャージR3では、都筑有夢路はアベレージスコアを2本着実にまとめて他選手を引き離し、余裕のトップ通過。松田詩野もCTワイルドカード出場経験のあるフランスのヴァヒネ・フィエロを2位に従えて1位でラウンドアップとなりました。

「今日は2試合とも緊張しましたが勝てて嬉しいです。2会場とも波質が違って、どちらも難しいけど、ヒートを進むごとに波に慣れていきたいです。普段は一人で試合に参加することが多いけど、今回はチームの団結力を感じていて心強いです。」都筑有夢路

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Photo: ISA / Sean Evans

国別ランキングは4日目終了時点で、日本、ポルトガル、フランス、アルゼンチンが1位タイとなっています。

ソフィア・ムラノビッチ、ライアン・カリナンがまさかの敗退


メインR2H5で都筑有夢路とともにリパチャージ行きを強いられていた、前回の「2019 ISAワールドサーフィンゲームス」で優勝したペルー代表のソフィア・ムラノビッチ。

リパチャージR2は1位通過したものの、次のリパチャージR3でわずか0.37届かず、カナダのペイジ・アルムスとパナマのエニルダ・アロンソに敗れ、早くも姿を消すことになってしまいました。

「またここに来るチャンスがあったことだけで嬉しいわ。ベストな結果ではなかったけど、ここに居られて嬉しい。エル・スンザルでは良いサーフィンができたけど、ラ・ボカナでは調子が良くなかった。やり方が分からなかったの。ここに残ってチームをサポートするわ。」-ソフィア・ムラノビッチ

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ソフィア・ムラノビッチ Photo: ISA / Sean Evans

メインR2でリパチャージ行きとなっていたライアン・カリナン。リパチャージR2でその日のハイエストウェーブスコア8.17ptを出したにも関わらず、リパチャージR3では、コスタリカのノエ・マー・マクゴナグルとポルトガルのミゲル・ブランコに敗れまさかの早期敗退となりました。

複数のCT選手が不戦敗


すでに東京五輪の出場枠を手に入れているCT枠の選手でも、今大会は参加の義務があり、終了したばかりのオーストラリアレッグから多くの選手が参加。

ブラジル代表のガブリエル・メディナ、タティアナ・ウェストン・ウェブ、アメリカ代表のカリッサ・ムーア、キャロリン・マークス、コスタリカ代表のブリッサ・ヘネシーがラウンド2に出場せず、リパチャージ行きとなっていましたが、リパチャージにも姿を現さず敗退決定。

ラウンド3まで出場していたイタロ・フェレイラやフィリッペ・トレドを含むブラジル代表は既に大会を棄権すると公表。オーストラリア代表のジュリアン・ウィルソンもヒート表から消えています。

オリンピック候補選手が粘る


その他、リパチャージに回っていたオーウェン・ライトやサリー・フィッツギボンズ、五輪暫定出場権を得ているペルーのルーカ・メシナス、モロッコのラムジ・バークヒアム、イスラエルのアナット・ルノアールは、次のラウンドに駒を進めています。

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ラムジ・バークヒアム Photo: ISA / Ben Reed

また今大会でオリンピック出場権獲得の有力候補であるイタリアのレオナルド・フィオラヴァンティ、バルバドスのチェルシー・トゥアもリパチャージラウンドを勝ち上がっています。

多様な国の選手達の活躍


五輪の出場権や表彰台を目指す選手がいる一方で、この世界選手権では参加すること自体に意義を見出している国も多くあります。

ISAの奨学金でサポートされているエクアドルのジェネシス・ボハ(16歳)は、R1で一度勝利したあと既に敗退が決まっていますがポジティブなコメントを残しています。

「私のヒーローであるカリッサ・ムーアに会って夢が叶ったわ。去年ISAから奨学金をもらうことができ、それまでは使い古された板を使ってトレーニングのためのサポートもなかったけど、今はコーチもいて新しい板もある。次のためにまた練習を頑張るわ。」ジェネシス・ボハ

イランのトム・レズヴァンも大きな逆境を乗り越えて参加しました。

「オリンピックのためでもあるけど、6カ月前に亡くなった父のためにこの大会に参加したんだ。2019年の大会も参加したかったけど、体調の悪い父の世話をするため参加できなかったんだ。父が亡くなった時、この大会で戦うべきと思ったんだ。父はイランのことをとても誇りに思っているけど、世界のメディアは時々全てのイラン人が悪い人であるかのように描く。この大会では様々な国の人がポジティブに受け入れてくれて嬉しいよ。」トム・レズヴァン
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トム・レズヴァン Photo: ISA / Ben Reed

今後の見どころ


ここまでで波乗りジャパンは全員残っていて、メインラウンドに残っている五十嵐カノア、村上舜、大原洋人、前田マヒナの4名は既に25位以上となることが決定。4名はメインラウンドから、都筑有夢路と松田詩野はリパチャージラウンドから、グランドファイナルを目指し、いずれの選手も五輪への切符を手に入れられる可能性はまだ残っています。

大原洋人は、五輪出場のための第一条件となる「確定済のCT選手を除く上位5名」に入ることが現実味を帯びてきました。村上舜も順調に勝ち進んでいるため、次のR4の結果次第では直接対決となる可能性もあります。

一方、女子勢は唯一メインラウンドに残っている前田マヒナが一歩リードしていますが、リパチャージラウンドの都筑有夢路と松田詩野も調子を上げてきており、確定済のCT選手を除く上位7名に入るのは現実的なラインと言えそうです。

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Photo: ISA / Sean Evans

競技5日目のスケジュール


現地時間6月3日のコンテスト5日目のスケジュールは、朝8時よりヒート開始予定。
日本とエルサルバドルの時差は−15時間。
現地時間6月3日の朝8時は日本時間6月3日の夜23時です。

「ラ・ボカナ」ではメンズリパチャージR4の後、ウィメンズとメンズのメインラウンド4が進行予定。
「エル・スンザル」ではウィメンズのリパチャージR4~5が行われた後、メンズリパチャージR5が進行予定です。

まずは都筑有夢路がリパチャージR4に登場し、オリンピック暫定出場権を得ているイスラエルのアナット・ルノアールと対戦。

メインラウンド4では、前田マヒナがステファニー・ギルモアと対戦。大原洋人と和井田理央がR4H4で対戦します。

その他の選手の登場予定やハイライト動画は以下特設ページにて。


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