東京五輪代表の大半が確定!『2021 ISA World Surfing Games』7日目
2021-06-06 更新
PHOTO: ISA / Sean Evans
現地時間6月5日、『2021 ISA World Surfing Games』は「ラ・ボカナ」でメンズのメインラウンドR6、ウィメンズのメインラウンドR5。
リパチャージはメンズがR10、ウィメンズがR8まで進行。
ファイナルデイを戦うメンバーが決定したと同時に暫定的だった選手を含めた東京五輪代表の大半が確定。
その中には日本代表も含まれています。
東京五輪代表40名の内39名が決定
PHOTO: ISA / Sean Evans
東京五輪代表の選手選考基準を改めて説明すると、4つの優先順位があります。
1. 『2019年CTランキング』
2. 『2021 ISA World Surfing Games』
3.『2019 ISA World Surfing Games』
4.『2019 Pan American Games』
この中で確定していたのは2019年CTランキングによる枠で、メンズ10名、ウィンメンズ8名。
合計18名。
その他、『2019 ISA World Surfing Games』『2019 Pan American Games』の二つのイベントで暫定的に決まっていましたが、優先順位2番目の今大会の順位により、1枠を残して代表枠が確定。
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残り1枠はまだイベントに残っている日本の村上舜と大原洋人のどちらか。
二人はすでに条件である上位5位以内が決まっており、好成績の方が日本代表の枠に入ることになります。
東京五輪の代表枠は男女別最大で各国2名で、日本男子の1枠は2019年CTランキングで五十嵐カノアが一つ確保しています。
なお、このイベントの成績で東京五輪の出場枠を手に入れたのは、男子がペルーのルーカ・メシナス、ミゲル・トゥデラ、チリのマニュエル・セルマン、ドイツのレオン・グラツァー。
残り1名は前期の通り、村上舜と大原洋人のどちらか。
女子の7名は日本の前田マヒナ、都筑有夢路、フランスのポーリン・アドゥ、ペルーのダニエラ・ローザス、ポルトガルのテレッサ・ボンバロ、ヨランダ・セケイラ、コスタリカのレイラニ・マクゴナグル。
PHOTO: ISA / Sean Evans
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PHOTO: ISA / Pablo Franco
インドネシアの和井田理央も代表枠を獲得
PHOTO: ISA / Pablo Franco
東京五輪代表の選手選考基準に4つの優先順位が存在することで、代表枠は複雑になっていますが、『2019 Pan American Games』で暫定的に決定していたペルー代表のルーカ・メシナス、ダニエラ・ローザスが優先順位の高い今大会で資格を得たことで、二つの枠は『2019 Pan American Games』2位だったアルゼンチンのレアンドロ・ウスナ、エクアドルのドミニク・バロナに移行しました。
更に『2019 ISA World Surfing Games』で暫定的に決定していた村上舜の枠は『2019 ISA World Surfing Games』アジア2位だったインドネシアの和井田理央に移行することになります。
また、『2019 ISA World Surfing Games』で優勝したペルーのソフィア・ムラノヴィッチは今大会の早いラウンドで敗退したものの、松田詩野の枠が移行。
ペルー代表の1枠を手に入れています。
以下、東京五輪代表40名の内39名の枠。
【ウィメンズ】
『2019 WSL Championship Tour』
Carissa Moore (USA)
Caroline Marks (USA)
Tatiana Weston-Webb (BRA)
Silvana Lima (BRA)
Brisa Hennessy (CRC)
Sally Fitzgibbons (AUS)
Stephanie Gilmore (AUS)
Johanne Defay (FRA)
『2021 World Surfing Games』
Yolando Sequeria (POR)
Teresa Bonvalot (POR)
Daniella Rosas (PER)
Leilani McGonagle (CRC)
Mahina Maeda (JPN)
Amuro Tsuzuki (JPN)
Pauline Ado (FRA)
『2019 World Surfing Games』
Anat Lelior (ISR)
Bianca Buitendag (RSA)
Ella Williams (NZL)
Sofia Mulanovich (PER)
『2019 Pan Am Games』
Dominic Barona (ECU)
【メンズ】
『2019 WSL Championship Tour』
Gabriel Medina (BRA)
Italo Ferreira (BRA)
Kolohe Andino (USA)
John John Florence (USA)
Owen Wright (AUS)
Julian Wilson (AUS)
Jeremy Flores (FRA)
Michel Bourez (FRA)
Kanoa Igarashi (JPN)
Jordy Smith (RSA)
『2021 World Surfing Games』
Leon Glatzer (GER)
Miguel Tudela (PER)
Lucca Mesinas (PER)
Manuel Selman (CHI)
1 spot TBD between Shun Murakami (JPN) and Hiroto Ohhara (JPN)
『2019 World Surfing Games』
Rio Waida (INA)
Frederico Morais (POR)
Billy Stairmand (NZL)
Ramzi Boukhiam (MAR)
『2019 Pan Am Games』
Leandro Usuna (ARG)
波乗りジャパンは4名がファイナルデイに残る
Photo: ISA / Ben Reed
2019年に宮崎で開催されたWSGとは全く違う波や環境で行われている今大会でも日本代表「波乗りジャパン」は強さを発揮しています。
メンズメインラウンドR6では、五十嵐カノア、村上舜がトップ通過。
五十嵐カノアと同ヒートになった大原洋人は3位でリパチャージR10行きになったものの、ドイツ代表、チリ代表を倒してトップ通過。
リパチャージR11に望みをつなげました。
メンズメインラウンドR7では五十嵐カノア、村上舜がフランス代表、ジョアン・ドゥルー、ジェレミー・フローレスと戦います。
上位2名がグランドファイナル進出。
もし、3位以下になってもリパチャージラウンドでのチャンスがあります。
Photo: ISA / Ben Reed
ウィメンズのメインラウンドR5では前田マヒナが3位となり、リパチャージR9行き。
リパチャージR9では、オーストラリア代表のサリー・フィッツギボンズ、アメリカ代表のアリッサ・スペンサー、フランス代表のポーリン・アドゥと対戦します。
リパチャージR8まで進んだ都筑有夢路は3位敗退に終わったものの、前記の通り、東京五輪の代表枠を手に入れています。
日本代表はファイナルデイを前に団体でフランスを抜いてトップ。
まだ4名が残っている一方、フランス代表はジョアン・ドゥルー、ジェレミー・フローレス、ポーリン・アドゥの3名なので、チャンスは十分。
2018年の田原以来の団体金メダルも見えてきました。
ちなみにファイナルデイに残っている選手で金メダルの獲得経験があるのは、フランス代表のジェレミー・フローレス、ポーリン・アドゥの2名のみです。
コンテスト最終日のスケジュール
現地時間6月6日のコンテスト最終日のスケジュール。
会場は「ラ・ボカナ」
朝7時30分よりウィメンズリパチャージR9からスタート。
メンズリパチャージR11、ウィメンズメインラウンドR6、メンズメインラウンドR7、ウィメンズリパチャージR10、メンズリパチャージR12。
ウィメンズファイナル、メンズファイナル。
閉会式の順で進行します。
日本とエルサルバドルの時差は−15時間。
現地時間6月6日の朝7時30分は日本時間6月6日の夜22時30分です。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
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