CS第3戦『Quiksilver Pro France』&『ROXY Pro France』五十嵐カノアなどがラウンドアップ!
2021-10-20 更新
PHOTO: © WSL/Poullenot.
フランスの美しいビーチブレイクを舞台としたCS第3戦『Quiksilver Pro France』&『ROXY Pro France』
初日を終えてからスモールコンディションで2日間レイデイが続いていましたが、現地時間10月19日に公式3-5ftレンジの「Culs Nus」で再開。
2日間の穴を埋めるためにダブルバンクでヒートが足早に進行したものの、カレントによって隣のピークが重なってしまったため、途中から通常のヒートに戻すことに...。
それでも初日に途中まで進んでいたウィメンズの『ROXY Pro France』はRoun of 64の全てのヒートが終了。
メンズ『Quiksilver Pro France』のRoun of 96の24ヒートの内、13ヒートが終了しました。
コナー・オレアリーが爆発
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会場となっているホセゴー周辺のビーチブレイクは潮の動きで目まぐるしく変化するのが特徴。
この日も序盤のヒートは難しい波が多かったものの、ハイタイドに近づくと波打ち際ギリギリまで乗れる4ftの形良いレフトが姿を現していました。
このレフトでハイスコアを出した一人、元JPSAプロの柄沢明美さんの長男、コナー・オレアリー(AUS)は和井田理央と共にラウンドアップ。
CTでは返り咲きを果たしながらも結果を残せずにCSでのリクオリファイが条件となってしまったコナー。
全4戦で争われるCSの残り2戦、まさしく正念場です。
「とても楽しかったちよ。オージーの仲間たちが応援してくれ、盛り上げてくれたのさ。孤独になりがちなこのツアー、家族のようなみんなのおかげで良い時間を過ごせているよ」
他にもオージーではジェイコブ・ウィルコック、カラム・ロブソン、デュラン・モファット、カラニ・バリが次のラウンドに進んでいます。
日本人選手では五十嵐カノアが1位通過を果たした一方、村上舜、稲葉玲王が敗退。
残りヒートには大原洋人、西修司。
ウィメンズ
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男女合わせて20名以上のフレンチサーファーが参加している今イベント。
ウィメンズサイドでは初日に3名のサーファーが敗退した一方、この日はジョアン・ディファイ、ポーリン・アドゥ、ヴァヒネ・フィエロと強豪選手が全て1位通過を果たしていました。
特にヴァヒネは練習していたレフトからダブルバンクへの変更で反対側のライトを使用することが強いられたものの、逆にそれが功を奏してバックハンドで7.83のハイスコアを出していました。
「フランスでは、常にどんなことにも対応できるようにしないとね。潮の満ち引きで私たちのヒートを別のバンクに変えてくれたのが良かった。私はいつもライトの波しかない島で育ち、14歳になるまでレフトでサーフィンしたことさえなかったのよ。だから、バックサイドは大好きなの」
メンズサイドではジョアン・ドゥルー、マキシム・ハシーノ、マルコ・ミニョーなどが勝ち上がった一方、チャーリー・マーティン、カウリ・ヴァーストが敗退しています。
日本人選手では野中美波、黒川日菜子、松田詩野、脇田紗良が次のRound of 32進出を決めた一方、都筑有夢路、前田マヒナが敗退。
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『Quiksilver Pro France』&『ROXY Pro France』のネクストコールは現地時間10月20日8時15分。
日本時間の同日15時15分です。
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