CS最終戦『Haleiwa Challenger』開幕!
2021-11-27 更新
PHOTO: © WSL/Heff
カリフォルニア、ポルトガル、フランスと巡ってきたCS(チャレンジャー・シリーズ)の最終戦、『Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger』が開幕!
現地時間11月26日、会場のオアフ島、ノースショアのハレイワはイベントを歓迎するように入った北西ウネリにより、公式6-8ftレンジから更に大きなセットも入るパワフルなブレイクでした。
強いトレードウィンドでトリッキーなコンディションとなり、ローカルの強さが際立った初日。
メンズRound of 64の16ヒートの内、8ヒートが進行しました。
JJFが初日のハイエストスコア
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東京オリンピックには出場したものの、WSLイベントは5月のマーガレットリバー以来のヒートになったジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はレールワークと風を利用したエアーにより9.23を含むトータル18.30という完璧に近い数字を揃えてラウンドアップ。
その存在感とパフォーマンスは強烈でした。
「調子はとても良いね。膝の調子も最高だし、コンテストジャージを着て戻って来れて嬉しいよ。子供の頃からこの素晴らしいイベントを見て育ってきたんだ。世界中から集まってきたサーファーと一緒にサーフィンすることが出来て本当に嬉しいね」
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ジョンのパフォーマンスによってハードルが上がったこのヒート。
特にチアゴ・カマラオ(BRA)は9.17を出す活躍で2位でラウンドアップを果たした一方、クオリファイファインの真下にいたマテウス・ハーディ(BRA)が敗退してしまい、CTの夢は絶たれてしまいました。
「ジョンとのヒートは本当に楽しかったね。世界最高の選手と一緒にサーフィンする時はいつも感情的になる。彼はヒート前の準備も入念にしていたよ。ヒートが始まると一気に燃え上がり、それが最後まで続いた感じだった」
現在CSランキング28位のチアゴ。非常に厳しい状況ながら最終戦で上位に入ればクオリファイの可能性は残されています。
クオリファイを固めてきた選手
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最終戦を待たずにCSからクオリファイを確定させているメンズの選手はジークことエゼキエル・ラウ(HAW)のみ。
そのジークと同ヒートになったジェイク・マーシャル(USA)は9.00を含むトータル16.83でジークを従えて1位通過。
現在、ランキング3位のジェイクは確実にクオリファイを固めてきました。
「良いセットの波に乗り、3つのターンでまとめられたのは思い通りだったよ。2年前にも同じようなシチュエーションだったけど、その時は失敗してしまったのさ。そこから多くのことを学び、今戻って来れたことに興奮しているね。ハレイワの波に多くの時間を費やしてきた。CSの結果はさておき、ここでは良い結果を出したいね」
今シーズンからCSというフォーマットに変わったものの、以前のQSと同じくハワイでの結果が最終的に最も重要なのは変わりありません。
カリフォルニアのスモールコンディション、ヨーロッパのトリッキーな波で上手くやってもCT入りは難しいのです。
村上舜のクオリファイのチャンスは?
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Round of 64で稲葉玲王、大原洋人が敗れ、日本人男子で残っているのは五十嵐カノアと村上舜の2名のみ。
H13で同ヒートに重なり、マイケル・ダンフィ(USA)、イアン・ジャンティ(HAW)と対戦します。
現在ランキング20位の村上舜は最終戦の結果次第でクオリファイのチャンスがあります。
なお、ウィメンズは黒川日菜子、前田マヒナ、野中美波、脇田紗良、松田詩野、都筑有夢路がクレジット。
また、メンズではケリー・スレーター(USA)がRound of 64のH11に控えています。
ネクストコールは現地時間11月27日の早朝7時30分(日本時間の28日午前2時30分)で、30分後にスタート予定。
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