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CS最終戦『Haleiwa Challenger』ウィメンズはサクラが優勝!

2021-12-07 更新
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(優勝したサクラ)
PHOTO: © WSL/Heff

オアフ島、ノースショアのハレイワを舞台としたCS最終戦『Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger』はメンズのファイナルデイの翌日、現地時間12月6日にウィメンズもファイナルまで進行しました。

ファイナルデイは北ウネリにシフトしながらサイズダウンの公式3-4ftレンジ。朝はクリーンなフェイスながら日中は南よりのコナウィンドの影響でバンピーなコンディションに変化。雨も降るハワイにしては肌寒かった一日ながら、クオリファイが全て確定する2021年の集大成となった会場は異様な熱気に包まれていました。

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(カリッサ・ムーア)
PHOTO: © WSL/Bielmann

朝方行われたQFでは日本人として唯一残っていた都筑有夢路がH3に登場。

モリー・ピックラム(AUS)、インディア・ロビンソン(AUS)などと対戦して後半にチャンスが巡ってきたものの、前日のような逆転劇にはならず、4位で敗退。
2021年のCSランキングは33位でフィニッシュしました。

都筑有夢路にとって今年はCTにリプレイスメントで4戦出場。
更に東京オリンピックで銅メダル獲得と大きな経験と結果を残したシーズンでした。
まだ20歳と若い彼女。今年一緒にCSを回ったメンバーや、国内でも台頭してきている次世代の若いサーファーと共に日本のサーフィンを変えてくれるでしょう。

ちなみにクオリファイのギリギリのラインにいたモリーはファイナル進出がクオリファイの条件でしたが、SFでは僅か4ポイントのバックアップスコアを出せずに終了間際に巡ってきた最高のチャンスもワイプアウトで台無しに...。
たった4ポイントで1シーズンの努力が水の泡。CTを目指すというのはそれだけ厳しい世界でもあるのです。



サクラが優勝してCT入りも決める

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(母が日本人のサクラ)
PHOTO: © WSL/Bielmann

ファイナルは順当にいけば5xワールドチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)が優勝すると思われましたが、波選びが難しかったハレイワで強かったのはローカルのサクラことベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)でした。
ミドルスコアに加え、8.00のハイスコアを出してトップに立つとそのまま優勝。

CSランキングでも3位に浮上して2022年のCT入りも手に入れることに成功しました。

「私の人生の中でとても大きな瞬間よ。雨が降っても晴れても、ここにいる全ての人に感謝の気持ちを込めて笑顔を送るわ。私を支え、応援してくれたハレイワのみんなにも感謝している。ハレイワを代表して、この壇上に立つことが出来て本当に嬉しい。最高に感動しているわ」

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(ホームポイントで優勝したサクラ)
PHOTO: © WSL/Heff

日本人の母を持つ彼女のニックネームはサクラ。

2019年の『VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』にハワイ代表として出場した頃から日本で注目され始めた彼女。
この2年で更に成長して16歳にしてクオリファイを決めてしまいました。

その時のISAでライバルだった同じ16歳のケイトリン・シマーズ(USA)もクオリファイを決めており、更に17歳のハワイアン、ルアーナ・シルヴァも2022年は一緒にツアーを回ることが決定。

2022年のCTは1月のパイプラインから開幕するため、ストーブリーグを含めて慌ただしい年末年始になりそうです。

2022年のCTルーキーが揃う

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(ガブリエラ・ブライアン)
PHOTO: © WSL/Heff

最終戦の結果により、CSチャンピオンはガブリエラ・ブライアン(HAW)に決定。
カウアイ島出身のガブリエラはCSの4戦中3戦で2位に入る驚異的な強さでクオリファイも決めています。

「チャレンジャーシリーズで優勝できてとても嬉しいわ。1年を通して大きなイベントで多くの自信を得ることが出来た。私がサーフィンを始めた時からのアイドルの一人であるカリッサと何度も対戦したことが特に自信になったわ。来年はCTに出場する。ここハワイでスタートするのが待ち遠しい」

メンズの12名に対して、ウィメンズはCSランキング上位6名がクオリファイのライン。
その中にカリッサが入っていたために一人繰り上げられて7位までとなり、ブリッサ・ヘネシー(CRI)以外は全てルーキーになります。
以下がCSランキングからクオリファイを決めた6名です。

ブリッサ・ヘネシー(CRI)
ガブリエラ・ブライアン(HAW)
ケイトリン・シマーズ(USA)
ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)
インディア・ロビンソン(AUS)
ルアーナ・シルヴァ(HAW)

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(最終日にクオリファイが確定したインディア・ロビンソン)
PHOTO: © WSL/Bielmann

一方、ツアーから脱落したのはメイシー・キャラハン(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、ブロンテ・マコーレー(AUS)、セージ・エリクソン(USA)、キーリー・アンドリュー(AUS)の5名。

なお、例年だとパイプラインマスターズが行われていた12月8日〜20日はQS1,000『HIC Pipe Pro』がパイプラインで開催。
ローグレードながらジョン・ジョン・フローレンス 、セス・モニーツ、カリッサ・ムーアの強豪ハワイアンや、キャロライン・マークス、コーロニー・コンローグ、レイキー・ピーターソンなどのアメリカ勢も参加。
日本人は補欠で安室丈、金沢呂偉がエントリーしています。

2022年の開幕戦は1月29日〜2月10日にパイプラインで開催される『Billabong Pro Pipeline』です。

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(ファイナリスト)
PHOTO: © WSL/Heff

『Haleiwa Challenger』結果
1位 ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)
2位 ガブリエラ・ブライアン(HAW)
3位 カリッサ・ムーア(HAW)
4位 インディア・ロビンソン(AUS)

2021年CSランキング トップ5
1位 ガブリエラ・ブライアン(HAW) 24,000pt
2位 ブリッサ・ヘネシー(CRI) 21,500pt
3位 ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW) 20,000pt
4位 ケイトリン・シマーズ(USA) 18,700pt
5位 インディア・ロビンソン(AUS) 17,600pt

WSL公式サイト


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