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ヒッカドゥワから南へ!サーフシーズン中のスリランカ南西部(WSMコラム)

2022-02-24 更新
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Photo: WSM

先月のコラムに引き続き、現在も滞在しているスリランカの情報を今月もお届けします。

先月はスリランカ南西部でサーフエリアとしては有名なヒッカドゥワに滞在していて、現在はヒッカドゥワからさらに南下したエリアに移動しました。

ヒッカドゥワ自体には12月終わりから1か月ほど滞在し、1月序盤はサイズが小さい日が続いたのですが、中盤辺りから徐々にサイズアップする日もあり、最大サイズが頭半超といった感じでした。

ヒッカドゥワのメインリーフは基本的にはソフトな波質で、そのためヨーロピアンのビギナーなんかも結構入っているので、波よりも人間に注意が必要。

知り合いのサーファーはビギナーに突っ込まれて、サーフボードを買い替えていたほどです…。


日本人サーファーであれば「この時期のスリランカはヒッカドゥワ」というくらいヒッカドゥワが有名ですが、どうやらヨーロピアンの認識は異なるようです。

私がヒッカドゥワを離れた理由は、出来るだけ混雑から緩和されたエリアでゆっくりサーフしたいとの思いからでした。

なのでしたが、私の「ヒッカドゥワが南西部のサーフエリアで最も有名」と言う考えは世界的な常識とは異なり、南へ移動すると海での混雑はヒッカドゥワ以上。


ヒッカドゥワから沿岸を南へ30分ほど進むと世界遺産のゴールに辿り着き、そのゴールからさらに20分ほど南下したエリア以南は大半がサーフ可能なエリアとなります。

その中でも英語サイトなら山ほど情報があり有名な「Ahangama(アハンガマ)」や「Wiligama(ウェリガマ)」などにはサーフスクールが数えきれないほどあります。

一例を挙げると、ウェリガマは湾になっているエリアなので、言ってみれば地形的には湘南のような感じであまりスウェルへの反応が良くありません。



という事は、サーフ経験がありグッドウェイブを求める中級以上のサーファーのサーフトリップ先とはならないでしょう。

そのため、基本的に訪れるのはビギナーメインになりますが、それでも朝7時過ぎに撮影した下記写真を見て頂くと、山ほどのサーファーが入っていることが分かります。

Weligama_crowd
Photo: WSM

ここまでの情報であれば、すでにスリランカは激込みだから来ない方が良いと思われるかもしれませんが、そういう訳ではありません。

スリランカはサーファーが集まるエリアがとんでもない混雑になるものの、例えばその隣のビーチは似たような波がブレイクしていてもサーファーがほとんどいないなど、場所を少しずらすだけで様子が面白いくらい一変します。

なので、開拓していけば少人数で波に乗り放題といった可能性も無きにしも非ずというわけです。

是非とも、次回ではそんな希望溢れるコラムをお届けできればと思っています。


World Surf Moviesによる「BCM限定コラム」のバックナンバーはコチラ

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