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オーストラリア

2003-10-09 更新
One Earth Vol.1
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先日の「haru column」タイトル募集には、沢山のご応募を頂き、ありがとうございました。今回より【OneEarth】「ワンアース」というタイトルでお送りします。
「例え言葉が通じなくとも思いや願いは強い信念で通じるもの、やっぱり地球は一つなんだと感じられるトリップの素晴らしさ」が込めら、サーフィン以前にトリップ(旅)自体の素晴らしさを訴えるこのタイトルに僕の感性がくすぐられた次第です。
そこで今回は古い話で申し訳ないけど、新タイトルの決定にちなんで、僕の海外放浪人生第一歩になった思い出話を読んで下さい。

21歳の時、1年半留学したオーストラリアが初めての海外だった。オーストラリアを選んだのは、ヨーロッパやアメリカよりも物価が安く、温暖な上に波乗りもできるというのが理由だった。その当時、留学先の人気順としてはシドニー、メルボルン、ブリスベン、パースにアデレードとあったが、僕が選んだのは3番目のブリスベン。静かで勉強するにはもってこいの環境だったからだ。(僕はこの時生まれて初めて自分から勉強というものをした。)

週末になると学校の仲間たちと一時間半かけてゴールドコーストエリア(サーファーズパラダイス~クーランガッタ)で波乗りしていた。車で1時間内にはサウスポート、バーレイヘッズ、カランビン、キラ、グリーンマウント、スナッパー、デュランバーと有名なポイントブレイクも有り、ビーチブレイク以外のほとんどがライトのポイントブレイクだ。
そしてオーストラリアは自然の宝庫!スナッパーやグリーンマウントでは、よくイルカが遊びにやってくる。自分のボードの真下にイルカが一緒に波に乗っていたなんてこともあった。田舎をドライブしているとカンガルーにも会える。
学校が連休の時は、南はバイロンベイ、北はヌーサヘッズなどにショートトリップへ出かけた。今ではすっかり有名になったこれらのポイントにも、長いライトのブレイクがある。ゴールドコースト以外の海岸線にも至るところにポイントがあることを知った。
オーストラリアの季節は日本と逆だから、7月頃からウエットスーツはシーガルが必要。そして暑くなる12月頃からはサイクロンも度々やってくる。サイクロンが近くを通ると普段は静かなキラが本領を発揮する。キラはテイクオフから一気に掘れ上がり長いチューブの波になる。こういう時はローカル、プロやライダー達のステージとなり、僕達はいやおうなしにギャラリーにまわることになっていた。オーストラリアはサーフィン大国といわれるだけあり、小さい子供からおじいちゃんまで上手いサーファーが多い。

波乗り以外でも、バンジージャンプ、スカイダイビング、カジノ、クラブ、シーワールドに遊園地と遊ぶところがたくさんあって飽きる事がない。桟橋に釣りに出掛ければ、黒鯛が当たり前のように釣れる。宿泊も5つ星からバックパッカーまであるので予算に応じて旅ができるのも魅力だ。
時間のある人は、国内の移動を長距離バスですれば、それほど高くはつかないので、オーストラリア一周なんていうのも楽しいと思う。シドニー近郊にもボンダイ、マンリー、マルーブラなどのポイントがたくさんあるし、もっと南に行けばベルズビーチも!僕はウエストコーストに行った事はないけど、クオリティの高さはいろいろな人から耳にする。
留学から帰国した後も5回ほどオーストラリアに遊びに行った。僕に一人旅が出来る自信を与えてくれた思い出深い国。いつかまた長い期間滞在してみたいなぁ。