オーストラリア/オセアニアリージョナルのCS出場者が決定!
2022-04-04 更新
PHOTO:© WSL/Gary Luke
今年で36周年を迎えたオーストラリア・ニューキャッスルの伝統的イベント「Surfest」の一環として開催されたQS5,000『City of Newcastle Pro』&『AAP Consulting Women’s Pro』が現地時間4月3日に終了。
期間中は東海上を通過した低気圧からのウネリで十分なサイズがあり、ファイナルデイの会場、ミアウェザーは公式4-5ftのクリーンなグッドコンディションに恵まれていました。
メンズはローカルのジャクソンが優勝
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5月のオーストラリア・ゴールドコーストから始まるCS(チャレンジャー・シリーズ)の出場権をかけて世界中のリージョナルQSが佳境を迎えていますが、その中でもオーストラリア/オセアニアは唯一QSで最もハイグレードの5,000イベントが2回も行われるリージョナル。
特に今回はベルズ戦が近いこともあり、CT選手のレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)、フレデリコ・モライス(PRT)、ライアン・カリナン(AUS)、ジャクソン・ベーカー(AUS)も参加。
更に昨年、CTを引退したジュリアン・ウィルソン(AUS)まで出場して会場は盛り上がっていました。
ファイナリストはローカルのジャクソン、ライアンの他、ベテランのネイザン・ヘッジ(AUS)、東京五輪のニュージーランド代表、ビリー・ステアマンド(NZL)の4名。
パワーサーファーのジャクソンが8.50を含むトータル15.50で圧勝。
地元の英雄、MRことマーク・リチャーズのトロフィーを手に入れることに成功しました。
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「この地元での優勝を母に捧げるよ。毎年イベントを開催してくれる人々に恩返しをすることが出来て最高の気分さ。MR(マーク・リチャーズ)のトロフィーも最高だね。イベント参加については色々と考えたけど、ベルズのウォームアップになると思ったんだ。ベルズに似た波もあったし、自信を持ってベルズに向かい、結果を出してカットを免れたい。この優勝は自分、家族、地域にとって大きな意味がある。これ以上嬉しいことはないよ」
ハワイから始まったルーキーイヤーで苦戦しているジャクソンは、現在CTランキング23位。
ベルズ、マーガレットリバーと続く残り2戦終了後のランキングで24位以内に入らないとミッドシーズンカットによってCSからやり直すことになるため、危ないライン上に立たされています。
ウィメンズは返り咲きを目指すメイシーが優勝
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ウィメンズは2021年にCTランキング15位でリクオリファイを逃したメイシー・キャラハン(AUS)がファイナルで唯一の8ポイントを出して今シーズン2度目のQS優勝。
オーストラリア/オセアニアリージョナルのQSランキングトップでCS出場が決定。
CTへの返り咲きを目指すことになります。
「何年もの間、沢山のハードワークをこなしてきた。それが2勝という形で返ってきたのは、本当に素晴らしいことだと思うわ。特に優勝した2つの大会は私のホームに近いということもあり、本当に特別よ。このサーフフェスタには15歳の時から出場している。当時はカデットカップで優勝し、その後初めてプロジュニアで優勝。そして今、この大会で優勝したわ。私にとってニューキャッスルは相性が良い場所ね。最高の形でQSを締めくくりことが出来た。ポジティブな気分でCSに臨みたいと思うわ」
CS出場選手リスト
今イベント終了後のランキングでオーストラリア/オセアニアリージョナルからのCS出場者が決定。
メンズ9名、ウィメンズ7名。
ワイルドカード各1名は後日発表される予定です。
なお、北米リージョナルでもCS出場者が決定。
人数はオーストラリア/オセアニアリージョナル同様、メンズ9名、ウィメンズ7名。
小林桂が2位で出場を決めています。
メンズ
ジョエル・ヴォーン(AUS)
カラニ・ボール(AUS)
カイアス・キング(AUS)
ビリー・ステアマンド(NZL)
テ・ケフケフ・バトラー(NZL)
ジェイコブ・ウィルコック(AUS)
マイキー・マクドナー(AUS)
クリス・ザフィス(AUS)
シェルドン・シムクス(AUS)
ウィメンズ
メイシー・キャラハン(AUS)
ディミティ・ストイル(AUS)
ソフィ・マックローチ(AUS)
ペイジ・ハレブ(NZ)
フィリッパ・アンダーソン(AUS)
ホリー・ウィリアムス(AUS)
ザーレ・ケリー(AUS
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