ベルズ戦直前!カレントリーダーの五十嵐カノアが心境を語る
2022-04-09 更新
2022CT前半戦のクライマックスとなるオーストラリアレッグの初戦、CT第4戦『Rip Curl Pro Bells Beach』がいよいよ日本時間4月10日から開幕します。
コロナ禍で2020年、2021年はキャンセルになったため、実に3年ぶりのベルズイベント。
今年は日本の五十嵐カノアがカレントリーダー、初のイエロージャージを着て戦うため、日本での注目度は非常に高くなっています。
表彰台でベルを鳴らした歴代チャンピオン
PHOTO: © WSL/Pierre Tostee
ベルズ戦では表彰台でトロフィーのベルを鳴らす恒例の行事があります。
4度の最多記録を持つケリー、スレーター、ミック・ファニング、マーク・リチャーズを始め、サニー・ガルシア、ジョエル・パーキンソン、ジョーディ・スミス、サニー・ガルシア、アンディ・アイアンズ、ジョン・ジョン・フローレンス。
レイン・ビーチリー、ステファニー・ギルモア、リサ・アンダーソン、カリッサ・ムーアなどが過去にベルを鳴らしてきました。
カノアがトップの心境を語る
ベルズ戦開催前のプレス会見にはワイルドカードで出場するミックを始め、五十嵐カノア(JPN)、グリフィン・コラピント(USA)、タイラー・ライト(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)、インディア・ロビンソン(AUS)が参加。
カノアは「世界1であることは最高だね。大会にチェックインしてイエロージャージを着るまでは、本当に実感がわかないと思う。もちろん、トップということでプレッシャーもあるけど、それは海に入ってスコアが必要になるまで分からない。全く異なる領域。でも、若い頃からやっていることでもあるよ。ここはツアーで来るのに最も好きな場所の一つさ。競技以外でも多くの時間をここで過ごし、友人も沢山いるので、戻ってこれて嬉しいよ」と正直な今の気持ちを話していました。
ファーストラウンドではルーキーのルッカ・メシナス(PER)、ローカルワイルドカードで優勝したタリー・ワイリー(AUS)と対戦します。
ミック5度目のタイトル獲得なるか?
2019年、コロナ前最後に行われたベルズ戦で引退したミックは今回スポンサーワイルドカードで出場。
引退したとはいえ、日課のサーフィンは欠かさず、特に波があった最近のホームでのトレーニング風景を見ると本気で勝ちを狙っているのは間違いありません。
ベルズとミックの関係は密接で、2001年にワイルドカードで出場して優勝。
ベルズでは通算4回の優勝を重ね、引退試合でもイタロ・フェレイラ(BRA)とファイナルを戦い2位になっています。
「今回ベルズに来て感じたことは、かなり年を取ったということかな。最初に優勝した当時は19歳で他の人よりもエネルギーがあった。その点も今と違うよね。ベルズに戻ってきて、ここでイベントが開催されるのは良いことさ。リップカールファミリーやトーキーのコミュニティーは皆が町に戻ってきたことに興奮している。歴史を動かし続けることは素晴らしいことだよ。今年はケリーやワイルドカードの優勝など面白いシーズン。ウィメンズではブリッサがトップとこれまでとは全く違う展開に興奮しているよ」
ミックはファーストラウンドでフィリッペ・トレド、サミュエル・プーポ、二人のブラジリアンと対戦します。
CT第4戦『Rip Curl Pro Bells Beach』ファーストコールは現地時間4月10日の朝7時。
日本時間の同日朝6時になります。
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