五十嵐カノアvsミック・ファニングのゴールデンカードを制したのは?
2022-04-14 更新
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2023年CTに残るか、それともミッドシーズンカットでCT脱落後、CS(チャレンジシリーズ)でリクオリファイを目指すかの瀬戸際となるオーストラリアレッグの初戦『Rip Curl Pro Bells Beach』は現地時間4月14日に4日目を迎え、メンズRound of 32が進行。
4日目にして初めてオフショアに変わったベルズ・ボウルズ は公式3-5ftレンジのクリーンなラインナップが姿を現し、これぞベルズと言える素晴らしい戦いが繰り広げられていました。
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カノアvsミック
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Round of 32の目玉となった日本の五十嵐カノアとワイルドカードで出場しているミック・ファニング(AUS)のゴールデンカードはカノアが先行。
しかし、ベルズで4度の最多優勝記録を持つミックは落ち着いた試合運びで次々とスコアを重ねて主導権を握り、多くのギャラリーを味方につけて勝利に近づきます。
プライオリティを持って後半まで波を待ち尽くしたカノアは珍しくリズムに乗れず、最後のミックとの掛け合いでようやく8.00を出したものの、ミックはそれを上回る8.77をスコア。
ミックがベスト16入りを決めました。
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「ワイルドカードで出場する以上、良いパフォーマンスを見せたいね。世界一が相手だし、失うものは何もない。ただ楽しむために来ているので、波に乗れたことに感謝しているよ。最後は互いに波に乗る僅差の展開になり、楽しかったね。あれが僕にとって本当に醍醐味なんだよ。二人だけでこの素晴らしいベルズでサーフィン出来るなんて、それだけでも楽しいし、贈り物みたいだよ」とミック。
カノアも貴重なミックとの対戦に紳士的な対応をして、ヒート後は二人で談笑していました。
JJFが魅せた
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最高のベルズに世界トップの選手が人生をかけての戦いをしたこの日。
いくつもの素晴らしい対戦があった中でも最後にベルズ戦が行われた2019年にベルを鳴らしたジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とルーキーのジョアン・チアンカ(BRA)は今シーズン最高レベルの名勝負に。
ヒートはジョン・ジョンがサイズ的にも完璧な波でトーレドマークのレイバックを含むレールサーフィンで9.93のパーフェクトに近いライディング。トータル18.86で勝利したものの、ジョアンの方もイベント中ジョン・ジョンの次に高い17.73を記録して2022年ルーキーのポテンシャルの高さを示していました。
「最高の波だったよ。ジョアンとのヒートは厳しかった。今年はすでに本当に良いヒートがいくつもあり、彼とのバトルは常に楽しくて、面白い。ルーキーとの対戦は相手が何をしでかすかわからないから、いつも大変なんだ。パイプでも彼と最高のヒートを繰り広げ、今日も凄かった。波がどうであれ、彼は最高だよ。またベルズで優勝したい。こんな良い波だと本当に楽しいね」
カットライン以下の選手
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メンズサイドのミッドシーズンカットの条件は36名中、上位24名。下位12名がCT脱落でCS行きになります。
カットラインの瀬戸際にいるフレデリコ・モライス(PRT)、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)などはこのラウンドで敗退。
一方、31位と後が無いオーウェン・ライト(AUS)はオープニングヒートでグリフィン・コラピント(USA)を僅か3本の波で倒して次に繋げました。
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「少し感情的になったよ。長い間、このラウンドを通過したことがなかった。ヒートではチャンスが数回しか無かったけど、全力でやり遂げたんだ。勝てるとは思っていなかった。毎年ここに来るときはベルを鳴らすことが目標さ。あの時はただベルのことだけを考えていたんだ。自分のキャリアは浮き沈みが激しい。その波に上手く乗れるようになってきたよ」
オーウェンの次の相手は同じグーフィーフッターのナット・ヤング(USA)
その他、コナー・オレアリー(AUS)、 イーサン・ユーイング(AUS)、コロへ・アンディーノ(USA)、ジャック・ロビンソン(AUS)、イタロ・フェレイラ(BRA)などが勝ち上がっています。
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ネクストコールは現地時間4月15日の朝7時。
日本時間の同日朝6時になります。
オフィシャルフォーキャストのSurflineによるとオフショアが持続する中、新しい南西ウネリが入る予報。
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