CT第4戦『Rip Curl Pro Bells Beach』クライマックス目前!
2022-04-15 更新
PHOTO: © WSL/Ed Sloane
今年で59回目を迎える伝統のベルズ戦、CT第4戦『Rip Curl Pro Bells Beach』は5日連続で進行。
現地時間4月15日は新しい南南西ウネリが入り、オフショアのグッドコンディションに恵まれ、メンズRound of 16とウィメンズQFを終えてファイナルデイを戦うメンバーが決定!
イースター前のグッドフライデーで会場はコロナ前と同じ大観衆。
オーストラリアらしく、子供から大人まで幅広い年齢層が集まり、3年ぶりに開催された世界最高峰のサーフィンレースを楽しんでいました。
明暗を分けたウィメンズQF
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ウィメンズサイドはベスト4が決定。
ブリッサ・ヘネシー(CRI)、コートニー・コンローグ(USA)、カリッサ・ムーア(HAW)、タイラー・ライト(AUS)が残った一方、ミッドシーズンカットを免れるために大きな結果が必要だったサリー・フィッツギボンズ(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)が敗退。
その他、リプレイスメントのブロンテ・マコーレー(AUS)、ランキング6位のジョアン・ディファイ(FRA)もここで姿を消しています。
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「本当に厳しいヒートだった。ジョアンは素晴らしいライバル。私はまだ自分を探している段階で、サーフィンも山あり谷ありね。出来るだけ長くこの良い調子を維持しようとしている。昨年は厳しい戦いだったけど、そのおかげで多くを学び、今の自分があるのよ」とQFでジョアンを倒したブリッサはコメント。
昨年までタイトル争いどころか、リクオリファイラインを彷徨っていた彼女が今年はまるで違う人のように素晴らしい成績を重ね、すでに世界一の貫禄さえ感じさせるようになっています。
サーフィンとはそれだけメンタル面が重要であり、イエロージャージを手に入れた自信が彼女を強くしているのでしょう。
SFでは昨年5度目のワールドタイトルを獲得、ベルズを3度も制しているカリッサと対戦します。
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現在ブリッサに続くランキング2位のカリッサはQFでステファニーを抑えて今シーズン3度目のSF進出。
長年タイトルを争ったライバルのステファニーがCT落ちの瀬戸際にいることは珍しく、カリッサもやりにくかったでしょうが、これもコンテストの宿命。
「ステフと対戦してサーフィンするのはいつも光栄よ。彼女は尊敬している人だし、何度もやられている相手。一進一退の攻防やサーフィンをするだけでも興奮したわ。お互いに気合が入っているのが分かった。ファイナルデイに進めて最高の気分ね。明日、明後日も波が良いことを願う。サーフィンをして、楽しい時間を過ごしている。セミファイナルに進出出来て本当に嬉しい」
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ミックを倒したルーキー
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前日のRound of 32でカレントリーダーの五十嵐カノア(JPN)を倒したワイルドカードのミック・ファニング(AUS)がこの日もリズムを崩さず、多くの観客の声援を浴びながら第2のホームとも言えるベルズでお手本のようなサーフィンを披露。
ルーキーのカラム・ロブソン(AUS)を追い詰めていましたが、この若きオージーのポテンシャルの高さはフレデリコ・モライス(PRT)とのレールゲームを制した前日にも言われており、最後の最後にニード7.54のシチュエーションで7.77を出して逆転に成功していました。
「あの波が入ってくるのを見た時、僕はただ深呼吸をして、これはチャンスだと思ったんだ。スタートで少し引っかかってしまった感じだったけど、3回目のターンでボウルにはまり、良いターンが出来た。最後の形良いインサイドセクションも幸運だったね。ビーチでスコアを待っていたら良く聞こえなかったけど、仲間が親指を立ててくれたんだ。スピーカーで確認した瞬間は超嬉しかったね。あのヒートでは多くのミスを犯してしまったので、最後に一矢報いることが出来たし、チャンスを活かせた。感無量さ」とカラム。
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カラムの他にもオージーの強さが際立ち、オーウェン・ライト(AUS)、イーサン・ユーイング(AUS)、ジャック・ロビンソン(AUS)がベスト8入り。
イタロ・フェレイラ(BRA)、フィリッペ・トレド(BRA)、ミゲル・プーポ(BRA)とブラジリアンが3名残り、ディフェンディングチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)も頭一つ抜けたサーフィンでモーガン・シビリック(AUS)に圧勝していました。
ネクストコールは現地時間4月16日の朝7時。
日本時間の同日朝6時になります。
オフィシャルフォーキャストのSurflineによると南南西ウネリが続く中、サイドオフショア。
17日には次の南南西ウネリが入る予報。
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