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CT第5戦『Margaret River Pro』4日目 CT脱落者が次々と決定

2022-05-03 更新
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(ミッドシーズンカットの渦中にいるオーウェン)
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

現地時間5月3日、ウェイティングピリオド最終日が翌日に迫ったCT第5戦『Margaret River Pro』は公式10-12ft、MC席のリッチー・ラベットによると12〜15ftの期間中最も大きな南西ウネリが入ったウェスタンオーストラリアのマーガレットリバーのメインブレイクでメンズRound of 32の全てのヒートが進行。

シーズン中盤の最大の注目であるミッドシーズンカットも1枠を残して決定。
ここでCTをカットされることは選手生命にも関わる重要な局面であり、1ヒート毎に会場は感情が溢れていました。



この日ミッドシーズンカットを免れた8名

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(ジョーディ・スミス)
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

メンズのミッドシーズンカットは36名から24名。
すでに公表されている上位選手に加え、この日は以下の選手がCT後半戦に進むことが決定。

コロへ・アンディーノ(USA)
サミュエル・プーポ(BRA)
ジョーディ・スミス(ZAF)
ナット・ヤング(USA)
コナー・オレアリー(AUS)
ジェイク・マーシャル(USA)
ジャクソン・ベーカー(AUS)
ジャドソン・アンドレ(BRA)

一方、以下の選手のカットが決定。

モーガン・シビリック(AUS)
イーマイカラニ・デヴォルト(HAW)
コナー・コフィン(USA)
ジョアン・チアンカ(BRA)
エゼキエル・ラウ(HAW)
レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)
フレデリコ・モライス(PRT)
ライアン・カリナン(AUS)
ルッカ・メシナス(PER)
デイヴィッド・シルヴァ(BRA)

残り1枠はオーウェン・ライト(AUS)、マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)に絞られ、マシューが次のRound of 16で勝てばカットを免れ、負ければオーウェンが免れることになります。

イーサン・ユーイングがベストスコア

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(カットの心配なく、リラックスしたサーフィンが出来たイーサン・ユーイング)
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

WAらしいワイルドなコンディションでベストスコアを叩き出したのはレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)と対戦したイーサン・ユーイング(AUS)でした。

ヒート開始直後にスムースなビッグターンの連続で9.00をスコアしたイーサンはすぐにパワフルなターンとインサイドセクションのメイクで8.93を重ね、僅か2本で17.93を出して圧勝。
レオナルドも7ポイント台を2本出して決して悪くは無かったのですが、イーサンがそれを上回る展開でした。

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(笑顔のイーサン)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

「最高の気分だね。しばらく波を見ていたけど、簡単な波では無かったから、クリーンでスムースな2本をゲット出来てラッキーだったね。シェイパーがハワイ用に素晴らしいボードを作ってくれて、それを置いてくるのはもったいないので、ハワイと同じようなこの場所で使用したのさ。そのボードが最高にマッチしたんだ。このイベントはカットラインにいる選手には気の毒だよ。とてつもないプレッシャーと残念な結果を見るのは辛い。今シーズンは早い段階でいい仕事が出来たので、カットラインに入らずに集中してトップ5を目指せている。明日はウェイティングピリオドで最も良い一日だとみんな言っているし、待ち遠しいよ」

2021年に返り咲きを果たしたイーサンはこれまでの経験により一皮剥けた感があり、2022年はサンセットとベルズ戦で3位に入り、ランキング8位。
ミッドシーズンカットを心配しないで良いポジションにいます。

昨年のトップ5が2名も脱落

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(カットの対象になったコナー・コフィン)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

今回のミッドシーズンカットの怖い点は僅か5戦で全てが決まってしまうこと。
ツアーに慣れる前のルーキーや、後半にエンジンがかかるタイプの選手にとっては挽回のチャンスもなく、CTを脱落することに...。

H4で同じカリフォルニアのグリフィン・コラピント(USA)と対戦したコナー・コフィン(USA)はクロスゲームの末に敗退してカットの対象になることが決定しました。

モーガン・シビリック(AUS)も含めて二人は2021年のトップ5。「Rip Curl WSL Finals」に進出してワールドタイトルを争った実力がある選手です。

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(グリフィン・コラピント)
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

コナーを倒したグリフィンは、「あれは想像を絶する残酷な対戦だった。コナーは一番対戦したくない相手だったよ。彼とはとても仲が良いんだ。コナーは自分がツアーに参加する3年前から参加していて、どこに行っても彼に質問をしたり、アドバイスをもらっていたんだ。彼がカットライン上にいることは分かっていたから、対戦が決まった時は残念だった。でも、お互い自分の目標があるから、海に入ったらそのことは置いておかないとね」と話していました。

カラム・ロブソンの快進撃

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(カラムに敗れ、CT脱落のモーガン)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

ベルズ戦で2位に入って一躍時の人になったカラム・ロブソン(AUS)はモーガンと対戦。
序盤は両者共に7ポイントを出し、バックアップスコアが上回るカラムがリード。後半、難しいファーストセクションでのターンからフィニッシュをメイクして5.00を出したカラムがトータル12.00で勝利。
モーガンは最後のチャンスでワイプアウトしてしまい、自滅する形に...、

「このような重要なラウンドで、親しい仲間と対戦するのは最悪さ。二人共に1本ずつ良いスコアを持っていて、バックアップスコア勝負だった」

モーガンとは一緒に旅をする仲だと話していたカラム。
皮肉にも2022年のカラムは2021年ルーキーのモーガンのようだと言われており、もしカラムがトップ5入りを果たしても翌年には予想だにしない結果が待っていることの証明にもなっています。

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(五十嵐カノア)
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

なお、H5でマシュー・マクギリヴレイ(ZAF)と対戦した日本の五十嵐カノアは7.60と6.83を出してリードしていたものの、マシューが後半に追い上げてきて終了間際に際どいセクションでのビッグターン、ワイプアウトしたと思った次の瞬間に着地に成功。シングルマニューバーで6.83を出してしまい、逆転されてしまいました。
2021年のマーガレットリバー戦でもマシューに敗れているカノア。その時は珍しくインターフェアでの敗退となり、今回は土壇場での逆転とマシューとは相性が悪いようです。

Round of 16の注目ヒートは東京五輪のアメリカ代表、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とコロへ・アンディーノ(USA)のカードなど。

ネクストコールは現地時間5月4日の7時00分(日本時間の同日8時00分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリのピークは過ぎるものの、オフショアでグッドコンディションが期待出来そう。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

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