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CT第5戦『Margaret River Pro』感動的なファイナルデイ

2022-05-04 更新
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PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

シーズン中盤に下位選手を落とすミッドシーズンカットには賛否両論ありますが、WSLファンにとっては例年よりも緊張感が増して面白さがあったのが正直な感想。

運命のCT第5戦『Margaret River Pro』が現地時間5月4日に終了してCT後半戦を戦うベスト22&10が決定しました。



33年の月日を経てローカルのロボが優勝

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(JJFとの死闘を制したロボ)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

ファイナルデイのマーガレットリバーは公式8-10ft。
前日の南西ウネリが落ち着き、終日オフショアのグッドコンディションに恵まれていました。

Round of 16から始まったメンズはファイナルまで残ると4ヒートもこなすことになり、肉体的にも精神的にもハードな一日に。
そんな中、2017年、2019年に圧倒的な強さでマーガレットリバーを制したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とローカルヒーローのロボことジャック・ロビンソン(AUS)がファイナルに残り、両者共に最高のパフォーマンスを披露。
地元の応援団が見守る中、ロボがビッグターンにビッグエアーをメイクして念願の優勝!
WAローカルでは1989年のデイブ・マコーレー以来、実に33年ぶりの優勝になり、会場は大いに盛り上がっていました。

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(地元の応援団に囲まれたビーチ凱旋)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

「この大会では何度も悔しい思いをしてきたから、本当に嬉しい。この場所とつながっていると感じているんだ。特に家族、妻のジュリア、マット・ベムローズ(スポンサーのVolcomのマネーチャー)、レアンドロ・ドラ(コーチ)がサポートしてくれたよ。みんなが自分のことを知っている。長い間家にいなかったし、今回は短い旅だった。この土地に戻り、リスペクト出来ることを嬉しく思うよ。ただエネルギーを注ぎ込み、ずっと平常心でいようと努めてきた。自分は浮き沈みが激しいから、今週はとにかく平常心でいたかったんだ。ジョンとヒートを共にしたことは本当に特別さ。これまでマンオンマンで戦ったことは無かったけど、彼はいつも僕の力を最大限に引き出してくれる。彼とあの瞬間を味わえたのは良かったよ。ツアーは長い道のり。今はこの優勝に浸り、次にGランドに焦点を移したい」

昨年のメキシコ戦でのCT初優勝が特別だったのはもちろん、今回の優勝はワイルドカード時代から何度もトライしてプレッシャーに押し潰されてきた地元での勝利。一生忘れない勝利になることでしょう。

今回の優勝でロボはランキング3位に浮上。次の目標はタイトルを争う「Rip Curl WSL Finals」進出になりそう。

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(優勝は逃したものの、ネクストレベルのサーフィンを披露したJJF)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

CT2年目のイザベラが初優勝

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(イザベラ・ニコラス)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

すでにSFを戦うベスト4が決定していたウィメンズはミッドシーズンカットがかかっていたイザベラ・ニコルス(AUS)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)がファイナルに残り、サンシャインコースト出身のイザベラがクロスゲームの末にCT初優勝。
両者共にカットも免れています。

「これほど素晴らしい気分は、世界中どこにもない。これほど素晴らしい気分は他に無いわ。ベタなセリフかもしれないけど、私はただこのイベントに来て、楽しんでいたの。つい昨日までツアー脱落のことを考えていたのに、今はトップ5に残ることで頭が一杯よ。目標も変わったわ。友人、家族、ファン、そしてスポンサーに感謝したい。本当に嬉しいわ」

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(イザベラがCT初優勝)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar
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(ハワイアンらしいパワーサーフィンを披露したガブリエラ)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

イザベラは今回の優勝でランキング4位に浮上してロボ同様にCT後半戦は「Rip Curl WSL Finals」進出が目標になります。

2021年CTをフィーチャーして選手の内面を描いたApple TV+の『Make or Break』ではルーキーの注目選手として登場していたイザベラ。
ガンが発覚した父親や家族の応援に支えられてツアー2年目を迎え、今回の優勝で一躍時の人になっています。

なお、『Make or Break』はロボや日本の五十嵐カノアの回もあり、WSLファンなら間違いなく楽しめる内容です。
カノアの父、勉氏もオススメしているので、ぜひご覧ください。

ツアー一行はこれから約3週間の休息に入り、後半戦を迎えることになります。
CT第6戦はインドネシアのG-Landを舞台とした『Quiksilver Pro G-Land』&『Roxy Pro G-Land』
その前にCSの初戦『Boost Mobile Gold Coast Pro』がスナッパーロックスで5月7日〜15日に開催。
CT選手も多数参加予定です。

CT第5戦『Margaret River Pro』結果
1位 ジャック・ロビンソン(AUS)
2位 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
3位 マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)、イーサン・ユーイング(AUS)
5位 グリフィン・コラピント(USA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ナット・ヤング(USA)、ジョーディ・スミス(ZAF)

ウィメンズ
1位 イザベラ・ニコルス(AUS)
2位 ガブリエラ・ブライアン(HAW)
3位 コートニー・コンローグ(USA)、ブロンテ・マコーレー(AUS)
5位 ブリッサ・ヘネシー(CRI)、モリー・ピックラム(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ジョアン・ディファイ(FRA)

2022年CT 『Rip Curl Pro Bells Beach』終了後のランキング
1位 フィリッペ・トレド(BRA) 24,440pt
2位 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW) 23,375pt
3位 ジャック・ロビンソン(AUS) 22,160pt
4位 イーサン・ユーイング(AUS) 19,585pt
5位 イタロ・フェレイラ(BRA) 18,895pt

ウィメンズ
1位 ブリッサ・ヘネシー(CRI) 25,575pt
2位 カリッサ・ムーア(HAW) 24,295pt
3位 タイラー・ライト(AUS) 23,440pt
4位 イザベラ・ニコルス(AUS) 19,965pt
5位 コートニー・コンローグ(USA) 19,525pt

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

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