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CS第2戦『GWM Sydney Surf Pro』開幕直前情報

2022-05-16 更新
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PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

カラム・ロブソン(AUS)&ケイトリン・シマーズ(USA)の優勝で幕を開けたCS(チャレンジャー・シリーズ)の第2戦『GWM Sydney Surf Pro』がオーストラリアのシドニー近郊、マンリービーチで5月16日〜24日に開催されます。

CSからCTへのクオリファイの条件はメンズがトップ10、ウィメンズがトップ6。
全8戦の内、上位5戦のポイントでランキングが決まるシステムです。

また、今回のマンリーでは全3戦開催されるロングボードのワールドツアーの開幕戦『Sydney Surf Pro WLT』が5月16日〜24日に併催されます。
日本からは井上鷹、田岡なつみが出場します。

CSの注目選手

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(南北に長いビーチに遊歩道が整備されているマンリー)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

マンリービーチはシドニーからフェリーで気軽に訪れることが出来るサーフスポットであり、南北に長いビーチにピークが点在。
ASP時代はCTの開催として使用され、その後もQSのハイグレードで度々利用されて多くの観客を集めています。
日本にもあるような平均的なビーチブレイクなので、開幕戦のスナッパーロックスとは違う戦略が勝負の鍵を握りそうです。

すでに公式サイトではヒート表が発表。
ケリー・スレーター(USA)を始め、多くのCT選手が出場した開幕戦とは違い、ミッドシーズンカットでCS落ちした選手とQSの各リージョナルから集まった選手が中心。
五十嵐カノア(USA)を始め、すでに多くのCT選手は5月28日からG-Landで行われる『Quiksilver Pro G-Land』&『Roxy Pro G-Land』のウォーミングアップのためにインドネシア入りしているようです。

日本人選手では稲葉玲王、大原洋人、上山キアヌ、脇田泰地。
ウィメンズは脇田紗良、都筑有夢路、野中美波、松永莉奈、前田マヒナが出場。

スナッパーロックスでは良い結果を出せなかった日本勢ですが、マンリービーチは日本のビーチブレイクにも似ているため、違う展開が期待出来そう。

インドネシアの和井田理央、アメリカの小林桂の活躍にも期待しましょう!

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(レオナルド・フィオラヴァンティ)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

WSLがイベント前にピックアップした選手、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)は2020年のパンデミック直前にマンリービーチで開催されたCS『Sydney Surf Pro』でキャリア最大の優勝を果たし、誰もが予想をしなかった世界情勢を経て、再びこの地に戻ってきました。

「マンリービーチではいつも楽しんでいるよ。若い頃からここのプロジュニアに参戦していた。QS、そして今はCSに出場して常に良い結果を残してきたんだ。素晴らしい場所だし、シドニーには多くのイタリア人が住んでいるので、いつも素晴らしい応援をしてもらっている。スナッパーの後は自信に満ち溢れ、さらに勢いをつけるために連続開催されるイベントを楽しみにしている。特に以前優勝したことのある場所だからね」

ミッドシーズンカットでCS落ちしたレオナルドですが、スナッパーロックスでは5位とまずまずのスタート。
2016年にマンリービーチで開催されたQS6,000『Australian Open of Surfing』でも2位に入った経験がある相性の良いビーチブレイクでシーズン前半にクオリファイを固めたいところでしょう。

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(モリー・ピックラム)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

ウィメンズの注目選手は、同じくミッドシーズンカットでCS落ちしながらもスナッパーロックスで結果を出したモリー・ピックラム(AUS)です。
まだ19歳のモリーは2022年のCTルーキーとして5位を2回と決して悪く無い成績だったものの、厳しい条件に落とされてしまった選手。
実力は十分なので、マンリービーチでも上位入賞が期待されています。

「マンリーに戻るのが本当に楽しみよ。サーフィンの歴史がある場所の1つで、とてもクールな場所。イベント期間中は様々なコンディションが予想されるため、どんな状況にも対応できるように準備しなければならない。それも楽しいチャレンジだわ。スナッパーでファイナルに進出できたのは嬉しかったけど、マンリーではさらに一歩進んで優勝したい」

マンリー初開催のWLT

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(ハリソン・ローチ)
PHOTO: © WSL/Thomas Lodin

ジョエル・チューダー(USA)の出場停止処分、デヴォン・ハワードのディレクター辞任などシーズン前にゴタゴタがあったWLTですが、無事にツアーが開幕します。

2022年シーズンはマンリーと第2戦のハンティントンビーチの優勝ポイントが共に5,000。
マリブでの最終戦は10,000ポイントとなり、上位2戦のポイントでワールドタイトルが決まります。

ハリソン・ローチ(AUS)、カニエラ・スチュワート(HAW)、ウィメンズではホノルア・ブロムフィルド(HAW)、クロエ・カルモン(BRA、アリス・レモーン(FRA)などが注目選手。

ジョエル・チューダー(USA)やジャスティン・クインタル(USA)は出場していません。
日本からは井上鷹、田岡なつみが出場しています。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/




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