スウェル豊富な乾季のインドネシア!ジャワ島チマジャ2022年6月の現地波情報(WSMコラム)
2022-06-16 更新
6月1日から訪れたインドシアのウエストジャワと呼ばれるジャワ島西部に位置するサーフエリアのチマジャ。
インドネシアにしてはハード過ぎないサーフエリアとして日本人サーファーには根強い人気を誇っています。
実際にラインナップは日本人だらけになることも珍しくないですし。
また、インドネシアの首都ジャカルタから渋滞がなければ車で2時間半ほどの距離ということで、ジャカルタで働く日本人サーファーが週末になると集まります。
そのチマジャに6月1~13日まで滞在していたので、どのような波がブレイクしていたのか情報をシェアします。
チマジャの適正サイズ
ローカルの友達に聞く限り、チマジャのベストサイズとなるのは目安としてフェイスで4~6フィート。
ただし、波予報はあくまでも予報であり、4~6フィート予報であっても思った以上にサイズが小さい時や大きい時が多々あります。
5~8フィートでちょっと大きいかなと思いきや、オーバーヘッドほどのサイズの時もあったりしますし。
そして今回の滞在期間においては前半と後半でサイズがはっきりと分かれ、前半となる1~7日が最大で7フィート、8~13日が8フィートオーバー続きとなりました。
7フィート以下のチマジャ前半戦
波情報ではこの期間は3~7フィートほどの範囲で推移し、これくらいのレンジになれば平均してセットは胸~頭サイズといったところ。
ただし、長周期がメインとなるインド洋からのスウェルということもあってか、なかなかセットが入らないスローコンディションがメインでした(セット間が15分以上とかザラです)。
つまり、波待ち時間が非常に長くなりますし、海に入っているサーファーの数が多いと気持ち良くサーフィンとはなかなか行きません。
チマジャで頭以下のサイズだと少し厚めのブレイクとなるものの、十分過ぎるほどのファンウェイブなのですが。
朝一と朝二は結構混雑するので、時間を選んでの入水が最大限に楽しめる秘訣だと思います。
特に昼前後になれば、風の影響がさほど強くない時間帯であってもほぼ貸切になることもありましたので。
8フィート以上のチマジャ後半戦
8フィート以上になるとセットがクローズアウトになる確率が極めて高くなり、ローカルもほぼ入らなくなります。
そうなると、エキスパートならばチマジャのメインブレイクの西奥に位置するインディケーター、それ以外のサーファーはスウェルを交わすスポットへと移動。
インディケーターはチマジャと同じくライトハンダーで、スーパーシャローということで基本的に一般サーファーは入りません。
入っているのはチマジャのローカルスターであるデデや数人のローカル、そして極めて少数の上手い欧米サーファーといったところ。
6月9日には波予報が6~9フィートとなり、デデがインディケーターに入るとの情報から私もドローン撮影に向かいました。
そして撮影を始めると1人の欧米系サーファー(ローカルが上手いと言っていた)が上がってきたので「どうだった?」と聞くと、無言で振り返り、背中は血まみれ…。
ボトムのリーフに切り刻まれたのは間違いないので、やはり危険なのだと再認識しました。
私のような一般サーファーが向かうのはスウェルを交わすブレイクで、いくつかあるのですが、基本的に南西スウェルの場合、チマジャと比べると大幅にサイズダウンし、ブレイクは相当厚めとなります。
まとめ
チマジャはオーバーヘッド~頭半くらいだと、ハード過ぎずバレルもあったりと一般サーファーには最高なサーフスポットだと思います。
サイズアップし過ぎるとスウェルを交わすブレイクの波質がチマジャとは大きく異なるのが唯一のデメリット。
ただし、チマジャというエリアがサーフキャンプではなくローカルが暮らすスモールタウンなので、コンビニがあったりと利便性が高い点はトリップしやすいエリアと言えるでしょう。
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