CT第7戦『Surf City El Salvador Pro』ファイナルデイを戦うベスト4が決定!
2022-06-17 更新
PHOTO: © WSL/Pat Nolan
現地時間6月16日、CT第7戦『Surf City El Salvador Pro』は2日目を迎え、二つのマンオンマンヒートを同時進行させるオーバー ラッピングヒートを利用してメンズ、ウィメンズ共にQFまで進行。
予想が外れて公式3-4ftと前日と同じようなコンディションのプンタ・ロカは初日同様にアクション主体の波。
エルサルバドルを代表するこのポイントのバレルは影を潜めていました。
カリッサがキャロラインに敗れる
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ウィメンズでこの日最大のヒートはQFのカリッサ・ムーア(HAW)とキャロライン・マークス(USA)のカード。
Elimination Roundでランキング2位のブリッサ・ヘネシー(CRI)を倒したキャロラインの勢いはQFでも止まらず、パワフルなバックサイドハックで7.07を含むトータル13.30を出してSFへ。
今シーズン5つのイベントをスキップして後半戦はワイルドカードで出場しているキャロライン。WSLが見込んだだけの実力を持っています。
「とても興奮しているわ。ロッカールームではいつもあなたに負けてしまうわと笑いあっていたの。彼女とは何度もヒートを戦ってきて、何度か勝ったことはあるけど、勝率では彼女が優っている。カリッサは私の成長にとって最大のインスピレーションであり、最も尊敬する存在なの。だから、彼女とヒートを戦うことは本当に特別なのよ。今年はタイトルも関係ないし、失うものは何もないと思っている。この場所にいられるだけでも感謝しているわ」
なお、エルサルバドルを5位で終えたカリッサですが、2位のブリッサが前のラウンドで負けたこともあり、カレントリーダーの座を維持することが予想されます。
その他、レイキー・ピーターソン(USA)がコートニー・コンローグ(USA)とのクロスゲームを制してラウンドアップ。
ステファニー・ギルモア(AUS)は8ポイントを2本重ねてイザベラ・ニコルス(AUS)に圧勝。
サリー・フィッツギボンズ(AUS)と対戦したジョアン・ディファイ(FRA)もコンスタントにスコアを出してG-Landに続き、2連覇に迫っています。
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カノアが敗れ、グリフィンがSFへ
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今シーズン5度目のQF進出となった日本の五十嵐カノアはポルトガルでのCT第3戦『MEO Pro Portugal』でカリフォルニア出身の選手として2009年のボビー・マルティネス以来のCT優勝を決めたグリフィン・コラピント(USA)と対戦。
タイプが似たナチュラルフッター同士の勝負は現時点でのエルサルバドル戦のベストヒートと言われるほど熾烈な争いに。
前半はスローな展開、中盤からゲームが動き出し、グリフィンが8.50と6.00でリードする中、カノアは7.33と8.87を出してトップに立ちます。
しかし、その裏で乗っていたグリフィンが9.10を出して逆転に成功。カノアをニード8.74に追い込み、SFへのチケットを手に入れていました。
「カノアを相手にこんな良いコンディションで対戦するのは大変だよ。彼は若い頃からのライバルなので、夢のような感じさ。何度も対戦して彼は私のことを知り尽くしている。お互いにも特別なヒートだったと思う。2人共ビッグスコアを出し合うことが出来て嬉しいよ」
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ガブリエルがロボを倒す
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シーズン前半を休み、後半戦はワイルドカードで出場しているガブリエル・メディナ(BRA)
すでに5位に入ったG-Landでも彼の強さは際立っていましたが、今回は2連覇中のロボことジャック・ロビンソン(AUS)をQFで倒して次のステップに進んでいます。
もはや使命でもある後半戦だけでのトップ5入りも不可能な数字ではなくなってきました。
「勝利は常に嬉しいし、それを受け入れるよ。自分にとって重要な結果、更に勝ち進んでいきたい。ジャックは正真正銘の良いサーファーさ。彼のように一緒に成長したサーファーを見るのはとても面白いし、みんなを刺激しているのも嬉しい。彼との対戦は楽しいよ。G-Landでは彼に負けたけど、ここで勝てて嬉しいね」
その他、カレントリーダーのフィリッペ・トレド(BRA)がルーキーのカラム・ロブソン(AUS)に圧勝。
今シーズン影が薄いイタロ・フェレイラ(BRA)はイーサン・ユーイング(AUS)に追い込まれながらも終盤に8.67を出して逆転、SF進出を決めています。
ネクストコールは現地時間6月17日の朝6時45分で、7時5分開始予定。
日本時間同日の22時5分開始予定です。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
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