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来月11月からようやくインドネシアトリップがコロナ前に近付くことに(WSMコラム)

2022-10-19 更新
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Photo: WSM

2020年4月から新型コロナのパンデミックにより絶望的となっていた海外サーフトリップ。

ビジネスビザを取得したり、PCR検査を受けて陰性証明書といったコロナ前にはなかった手順を踏めば国外に出ることは可能でしたが、余分な手間とコストでした。

そんな辛い時期を乗り越え、ようやく来月から3回以上のワクチン接種者であればコロナ前に近い状態でインドネシアトリップが可能になります。

ここで海外からインドネシアとピンポイントな表記にしたのはフライトの兼ね合いがあるためで、国によってフライト事情が異なるためです。

ここからは、これまでの日本政府の入国制限、そして11月からの変更点に関する話題に触れていきます。

政府による入国制限の緩和

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全ての話は3回以上ワクチン接種されていることを前提としています。

入国制限緩和で個人にとって最も大きな負担となっていたのは、日本帰国前に滞在国から出国前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提出が求められていた点。

PCR検査を受けられる病院探しや受検料、そして貴重な旅行時間を費やさなければならないためです。

さらには、もしも結果が陽性となれば入院となるので、予定していた帰国便に搭乗する事ができなくなります。

また、インドネシアであれば到着ビザが30日有効で、入院により30日を過ぎてしまうと1日に付き100万ルピア(約9,600円)の罰金を払ったりとリスクが高かったのです。

その陰性証明書の提出が9月7日から必要なくなった点は、旅行者にとって大きな変化と言えます。

そして10月11日には個人レベルでは実感が湧きづらいものの大きな緩和が行われ、それが1日5万人を目途にしていた入国者総数の上限撤廃。

この緩和策により、フライト事情が大きく動き出すことになります。

入国者数の上限撤廃について

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入国者総数は段階的に上限が引き上げられてきていて、ようやく上限撤廃となります。

上限のある時は、おそらく航空会社に乗客数の上限を課すことでコントロールしていたと思います。

ちなみに、私が昨年2021年12月にスリランカ航空を利用してスリランカへ飛んだ時の上限はたしか3,500人だったと思います。

そのため機内はガラガラで、エコノミー席の前半分は完全閉鎖状態でライトさえも消していて、後ろ半分だけでも隣は空いている状態でした。

こうなると航空会社の利益の問題に直結するので、運休している便が多かったです。

今年5月終わりにインドネシアに飛んだ時でさえ、羽田空港の到着便の電光掲示板を見ると半分以上が運休していたほどでしたので。

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運休便が多いと利用者として困るのは利用可能な時間の選択肢が狭まり、さらに航空券の値段が高騰する点。

上記の問題がようやく解決に向けて動き出そうとしているのです。

インドネシア就航のフライト事情の変化

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基本的に日本からインドネシアへの直行便を就航しているのは、ガルーダインドネシア航空、ANA、JALの3社(JALのみボードチャージがかかり片道1万円)。

3社ともにコロナ禍は減便しながらもジャカルタへの直行便は飛ばしていて、ガルーダによるバリ島のデンパサール空港への直行便は数回飛ばしましたが、基本的には運休となっていました。

そのバリ島直行便が、11月1日から火曜、木曜、土曜の週3便の運航を再開すると発表しました。

また、直行便ではなく経由便ではあるものの、LCC(ローコストキャリア)のエアアジアXによる羽田~クアラルンプール便の運航も再開。

インドネシアの中で目的地が複数あるサーフトリップの場合などに、エアアジアは非常に使い勝手が良かったので待望の再開と言えます。

ちなみに、エアアジアの再開は報道では11月21日からとのことでしたが、公式サイトのチケット予約を見ると11月7日の便から予約可能となっていて、月曜、水曜、金曜の週3便。

まとめ


運航便が増えることで選択肢が増える点に加え、価格競争が起きて金額が多少なりとも落ち着いてくる可能性は十分にある事でしょう。

ようやく海外サーフトリップが完全解禁とも言えるので、今年の年末はバリ島で過ごすサーファーが増えるかもしれないですね。

World Surf Moviesによる「BCM限定コラム」のバックナンバーはコチラ

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