イタリア
2003-11-10 更新
One Earth Vol.2---------------
10月12日~21日まで、僕と妻は新婚旅行と題し、イタリアにサーフトリップに出掛けた。イタリアでのサーフと、僕が冬の間にいるスリランカに、この4年間毎年やってくる旅好きの能天気イタリアンサーファー"ファブリシオ"に会いに行くのが目的だった。
格安チケットで行った為、成田からローマまで24時間もかかった。空港から電車でローマの中央駅へ。ローマはタイムスリップしたように、古い建物ばかりが残り、まるで映画の世界のようだった。翌日は電車で2時間かけ、ファブリシオの住むフィレンツェまで移動。フィレンツェの街並も美しく、昔に造った建物を何世代もの人々が受け継ぐというのは素晴らしいことだし、環境にも良いことなんだと思った。
フィレンツェ駅でファブリシオと再会(なんでお前がここにいるのだ?信じられない!を連発された!!)。そしてこの日から彼とガールフレンドにお世話になった。
波の状況を聞いたところ、今日はフラット。3日前は良い波だったんだけどなぁ~とファブリシオがつぶやく。イタリアの波事情はサルディーニャ島以外あまりコンスタントに波はないらしく、波があがれば仕事を休んででも海に行くくらいの覚悟がないとなかなか良い波には恵まれないそうだ。しかし波さえあがれば地中海側には素晴らしいブレイクが結構あるらしい。サルディーニャまでは車とフェリーでかなりの長旅になるので今回は断念してフィレンツェ付近で待機することにした。
次の日からファブリシオが最近買ったキャンピングカーで2時間ほどかけてリボルノのビーチに出掛けた。キャンパーは4人分のベッド、キッチンとトイレまでついていてサイズは2tトラック位。イタリアの道路幅などは日本とそれほど変わらないのに結構な数のキャンピングカーを目にした。
4日目、5日目とキャンパーで波を待ったが、最後の日まで波には出会うことができなかった。こんな遠いところまでサーフボードとフルスーツを持ってきた甲斐もなく、ちょっと残念な結果に終わってしまったが、イタリアには感動がたくさんあった。観光したり、温泉に入ったり、食もワイン、本場イタリアンフードもおいしかった。そして陽気な仲間たちと時間を共有できたことがなによりも楽しかった。
帰国してファブリシオに無事に到着したと電話をかけると、今日は波が上がったよ!という返事が返ってきた。肩前後のクリーンな波だったらしい。
メモ)イタリアでサーフをする場合はレンタカーが必要になるのと物価が高いので、ある程度の予算が必要になる。イタリアは南北に長く場所によって異なると思うが、ウェットスーツは夏であればスプリング、秋はフルスーツ、冬はかなり寒くなりそうなのでブーツも持っていく必要があるだろう。