航空会社へのコロナ制限解除から1か月!海外サーフトリップに向けての空港の現状(WSMコラム)
2022-11-16 更新
先月のコラムにて、10月11日からコロナ対策の制限であった入国者総数の上限撤廃が行われ、フライト事情が大きく動き出すことになるとお届けしました。
そして実際に先日、羽田空港の国際線ターミナルを利用して国外へと飛んだのですが、最後に羽田から国際線を利用した5月終わりとあまりにも様子が一変していて正直驚きました。
年末年始はコロナ後初となる海外サーフトリップに出られる方もいると思うので、11月中旬の状況ではありますが空港の様子がどのように変化していたのかお届けします。
羽田国際線ターミナルの様子
10月11日の上限撤廃により、各航空会社はこれまで乗客数制限を掛けられていたと思いますが、フル稼働可能になったわけです。
となると、運航再開になった便が一気に増え、空港内の人出はコロナ前と変わらないと言うより、旅行に行きたくてウズウズしていた人たちが一斉に動き出したのか、個人的にはコロナ前以上の人出と感じました。
ちなみに、私が空港を利用したのは利用客が少ないと見越しての日曜日。
日曜日の利用はビジネスマンは増えるかもしれませんが、観光客であれば休みを最大限に利用するために金曜夜などが多いため、相対的に空港利用者は少ないと思ったためです。
それだけに空港内の人出には驚かされました。
空港での手続きに要した時間
今回最も伝えたかったポイントが手続きの時間で、基本的に空港での手続きは2つに分けられます。
*航空会社チェックインカウンター:チェックイン+受託手荷物預け+搭乗券発行
*保安検査所:搭乗券と機内持ち込みの荷物チェック+出国手続き
上記2点を行い、ようやく搭乗ゲートへと移動になるのですが、チェックインカウンターと保安検査所でかかった時間が過去最長となりました。
航空会社チェックインカウンター
私が今回利用した航空会社はANAで少し特殊かもしれませんが、日本人ならばANA利用者も多いので少し説明を。
たとえば、羽田からインドネシアのフラッグキャリアであるガルーダインドネシア航空利用ならば、ジャカルタへの直行便が1日に1便ある程度なので利用者の上限はたかが知れています。
ですが、日本のANAやJALになると複数都市への就航があり、都市毎にカウンターが別になるのではなく、1つのカウンターで全ての便を担当していました。
その結果として大行列となり、空港到着からチェックインカウンターでの手続きを終えるのに1時間もかかりました。
海外では1時間ほどは当たり前ですが、日本国内では手際よくスムーズに終える事が多かったので疲れました。
連休絡みでなくこれほど混んだと言うことは、年末年始の旅行でANAもしくはJALを利用する場合、さらなる混雑も予想されるので注意が必要です。
ちなみに、サーフボードを持っていくサーファーならば、JALの国際線はサーフボードチャージが目的地により片道で1~2万円かかり、ANAは通常受託荷物扱いなのでANAがお勧めです。
保安検査所
保安検査所は荷物検査で引っ掛かることがなければ、個人的には出国手続きも含めて5分ほどで終える印象でした。
出国手続きは日本人ならパスポートを自分で端末に置くセルフチェックですので。
なのですが、保安検査所に入るまでに長蛇の列ができていて、ロープを張った指定のコースでは足りないので、空港の端から端まで行ったり来たりの列になっていました。
結果的に以前は5分ほどで終わったことが、今回は40~50分ほどかかりました。
チェックインカウンターと併せて計2時間弱要し、私は普段空港に到着するのが出発時刻の2時間前ですが、今回はたまたまリムジンバスの時間の都合で2時間20分前に到着。
そのため、ギリギリで搭乗時刻に間に合ったという形となりました。
機内に搭乗しての驚き
10月の上限撤廃以前に国外発着の飛行機を利用した方ならば、必ずや共感して頂ける驚きがありました。
私は昨年12月終わりにスリランカ、今年5月末にインドネシアに飛んでいて、いずれも乗客の大半がスリランカ人にインドネシア人と現地人でした。
ですが、今回の乗客の大半は日本人であり、機内で日本語が飛び交っていたのは新鮮な気分になりました。
まとめ
海外好きな方には非常に苦しい時期であったコロナ禍のおよそ2年半。
ようやく自由に旅立てるタイミングでの初となる大型連休が年末年始なので、余裕を持っての空港着をお勧めします。
せっかくの非日常の旅で、旅に出る前から時間のストレスにさらされるのは精神衛生上よろしくないですから。
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