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「ケリー・スレーターのここがすごい」 - F+コラム

2024-04-30 更新
Text by つのだゆき、Photo by WSL

ゴールドコーストではチャレンジャーシリーズの初戦がスタートしていて、先日のマーガレットリバーでハーフカットされてしまった選手たちは早くも帰り咲きに向けて始動している。

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ゴールドコーストに姿を現したケリー(Photo by Andrew Shield/WSL)

そして思った通り、ケリーはタヒチ、フィジーのワイルドカードをゲットした。パイプは来シーズンなので、まだ発表はないけど、もらうだろうな、間違いなく。
昔90歳になってもパイプを滑ることが目標、みたいなことを言ってた時代があったけど、これは冗談でもなんでもなく、本当に目指してるんじゃないだろうかと思う。
まぁさ、ルックスはだいぶ年取ったとは思うけど、体はムキムキだし、逆に若い頃よりだいぶ筋肉量多そうだし、なんだろうね、印象としてはサイボーグ化一直線な感じというか、いろんなことやってそうな感じがする。昔からサプリ大好きだし、健康オタク的なところあるし、仲良しのドリアンもステムセル療法やったし、あの辺の人々は普通にじいちゃんになる気はさらさらなさそうだ。

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ケリー・スレーター(Photo by Andrew Shield/WSL)

肉体はさておき、ケリーに関してすごいと思うのは、そのモチベーションの継続している長さか。人間なかなか勝ちたいというモチベーションを10年以上キープするのは難しい。特に勝ってそれなりのことを成し遂げた後、なおそれを維持するって、どんなに負けず嫌いでも至難の業だ。ケリーのように30年とか40年とかずっと勝ちたいと思い続けることって、奇跡だと思う。まぁ、途中何年か休んだりはしていても、3世代、4世代のトップアスリートグループを征してきた事実は異常ともいえると思うし、今なお勝ちたいと思っているのは、マーガレットリバーのヒートを見れば明白だったと思う。ホント、変な人。

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タヒチまでの間にベルズのこぼれ話も消化しないとならんな。
ベルズが早く終わったので、ジーロングの東側に出た半島エリアのワイナリーに出かけた。最初に行ったファームドッグという醸造所はワインだけでなく、ビールとかジンとか、いろいろ作っているところ。ワインの試飲をしながらあたりを見回していて、なんとユキウォッカを発見。

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なんでもオーナーの若夫婦が白と黒の2頭の犬を飼っていて、白いほうが雪、黒いほうが山、という名前なんだそうで、そっか、雪山分解したか、みたいな。

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とにかく最近の日本の雪山はすっかり外国人だらけになっていて、特にオーストラリアの人はよくスキーやスノーボードで日本を訪れる。ま、日本人がサーフィンしにオーストラリアに行くのと同じか。
私はウォッカは飲まないので、ルームメイトにお土産で買ったけど、80ドルという高額商品。自分の分は今年出来の良かったというピノのスパークリングと赤。どっちもフルーティでおいしかったので、1本づつ持ち帰って特別な時用に保管している。まぁ、寝かせておく系ではないので、さっさと飲んじゃうわけだけど。
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