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「ステロイドの効果(猫の話)」 - F+コラム

2024-06-24 更新
Text by つのだゆき、Photo by snowy

エフプラスコラム

写真は左ユウマ、右トリくん。14歳の兄弟猫
先にお伝えしたようにユウマくんは腸リンパ腫が発覚、手術不能でまずはステロイド治療となったわけだけど、飲み始めたステロイドが即座に効き、1週間ぐらいで腫瘍の大きさが半分以下になり、調子よさそうにしている。ステロイドがそうさせるのか、食欲は異常にあって、うちで一番食べているけどあまり太らない。栄養を吸収しにくい感じかな。あまり食べると下痢になって、家じゅうでウンコバリアフリー状態、掃除洗濯が大変なので、だらだら食いをやめて、ご飯あげて1時間ぐらいしたら、食べ残していてもなんでも全部片づけるようにして食べ過ぎ防止、下痢予防に努めている。
猫は基本トイレは完ぺきなんだけど、病気になってからのユウマはだいぶ怪しい。間に合わないというよりは、したくなったらそこがトイレみたいな感じで、いろんなところでウンコをしている。オシッコのほうはきちんトイレでしてるのに、何なんだろうな。やっぱ腸に違和感ってことなんだろうか。
今のところステロイドの目立った副作用も出ていなくて、ユウマ君にとってはまるで夢の薬なわけだけど、遅かれ早かれ効かなくなる時がやってくるので、そうなったら抗がん剤に移行ということになる。ステロイドは安い薬なので助かるけど抗がん剤となるとお値段上昇は免れないので、できればステロイドで何とか安定してほしい。

今は毎日服用だったものを一日おきにして様子を見ている段階。一日おき投与のほうが副作用が少ないようなので、先生はそうしたいんだけど、2週間ほど前に一日おきに変えたとたんに調子悪くなったので、毎日ドキドキしながら様子を見守っているところだ。
それにしてもステロイドってものすごい効果があるし、使い方によっては毒にも薬にもなるというか、副作用が多く、まぁ、だからこそ禁止薬物の代表みたいなことなんだと思う。もちろん人間の治療薬としても広く使われているけど、長期連用はご法度だ。

ユウマ君も心配ではあるけど、飼い主は飼い主でヒザが悪くて時々注射とリハビリに通っている。以前から悪かった腰は鍼治療のおかげで今のところ安定していて、あまり気にならない感じにはなっているけど、その代わりに膝。もうほんとに年とるとあっちが痛いこっちが痛いで、お医者さんと縁が切れることがない。
人間も猫も病院通いで忙しい今日この頃、ようやく梅雨入りしたものの、降ればザーザー、晴れれば真夏並みの暑さで先が思いやられる。
なんかちょうどいい感じ、ってのがないなぁ。気候は明らかに熱帯方向に変化していると思う。ドラマチックな気候。
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