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「各国での競技サーフィンの盛り上がり方」 - F+コラム

2025-04-17 更新
Text by つのだゆき、Photo by snowy, WSL

エフプラスコラム

空港でカート3つにコフィンといわれるどでかいボードバッグを6~7個積んでひとりで迎えを待ってる、ミギュエル・プポかなと思われる選手がいたけど、まぁ、エルサルバドルから時間もなかったし、この先3試合オーストラリアで、ベルズ、ゴールドコースト、マーガレットリバーと休む間もなく試合が続くわけで、それぞれ板も違うだろうし、余裕でひとりそのぐらいの数は必要なのかな、と思う。現地調達よりは追加荷物払ったほうが安上がりといえばそうなんだろうけど、大変だなぁ。
ベルズはたぶん明日からスタート。昨日より今日のほうが少しサイズアップで明日はもう少し上がるので、ほぼオンに間違いない。本日はプレスカンファレンス。
長袖とかダウンしか持ってこなかったけど、暑いし。でもまぁ、今晩から気温低下傾向らしいので、大丈夫かな。

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オーストラリアではサーフィンがすごい盛り上がってるって話だ。
各地域対抗戦の大会をテレビ中継とかして、すごい騒ぎだったらしいよ。基本アンチWSLな感じのオーストラリア一般サーファーとしては、こっちのほうがいい、みたいな。まぁ、ASP時代にコントロール権を握っていたオーストラリア主体の運営からアメリカに本拠地と機能を移動した時点で、オーストラリアの心情的にはWSLには反発ってことなんだろうな。
リップカールは過去最高の売り上げを記録しているらしい。まぁ、地道にリップカールはリップカールとしてひとつのブランドで通し、あちこちを転々と身売りされることなく、欲張らずに地道に、身の丈に合う商売をやってきたことが成功のカギだろうけど、世界的には異例な感じ。

もともとサーフィンは国技的なお国柄なので、政府がジャンジャン育成にお金かけてるんだろうし、女子に関しては史上最高とも言える盛り上がりぶりらしく、まぁ、それらを踏まえると、もう少ししたらオーストラリアの時代がまたやってくるかもしれない。
もうひとつ、中国チームがこちらにごそっと来ていて、地元のコーチがついてがっちり練習している。ちょっと前にはリザールがついてバリのクラマスで練習してたらしいし、ナショナルチームなのでそれらの費用は国から出ているようで、こちらももう少ししたら来るんだろうな、と思う。
まぁね、結局選手の育成ってお金がものを言う的な部分もあるし、そのお金のスケールとしては業界がよほど盛り上がっていない限り、業界が支えられるレベルではないと思うし、国が出てきてナンボなんだろうけど、そう考えると日本は絶望的だな。
ほかのスポーツに振り分けられる予算を考えると、サーフィンってニッチなほうなんでねぇ。

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とりあえず明日ってことで。

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