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南米ペルーの首都リマもサーフエリア!スクールなども完備された環境(WSMコラム)

2025-04-24 更新
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Photo: WSM


僕が旅していた南米ペルーは、首都のリマでもサーフ可能と言う情報はトリップ前から聞いていました。

そこで念願だったチカマでサーフした後は、一旦リマでゆっくりとサーフしながら過ごそうと思い南下することにしました。

結局、リマでサーフすることはなかったのですが…。

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Photo: WSM

リマのビーチエリアはかなり特殊で、僕が滞在した宿は地図上で見るとビーチまでは近距離にあるものの、実際のアクセスは結構時間がかかります。

理由としては、リマ市内の大半のビーチはビーチ沿いに大きな道路が広がっていて、その内陸側は崖になっているため。

当初はペルーと言えば津波のニュースをよく聞くので津波対策なのかと思いましたが、実際には波の浸食による海食崖だそうです。

そして街がある高台エリアからビーチまでは崖を下る必要があり、崖からビーチへ繋がる道は数が少ないので、ビーチアクセスが非常に面倒くさいのです。

ちなみに、新市街のミラフローレスの高台からビーチまで下って見ると、10分ほどの時間がかかりました。

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Photo: WSM
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Photo: WSM

気になるサーフスポット情報として、特にミラーフローレスのビーチなどはサーフ施設やスクールなどが整っていました。

ペルーと言えば、2004年にペルー人として初めてソフィア・ムラノビッチがワールドチャンピオンに輝いています。

また、東京五輪とパリ五輪ではルッカ・メシナスがオリンピアンになったりと活躍しているので、比較的サーフィン熱がある国のはず。

コロナ前にはミラフローレスのビーチなどにナイター設備を完備して、ナイトサーフィンを可能にしていたこともあったので。

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Photo: WSM

ただ、肝心の波は僕の滞在時で言えば、多くのスポットが水深がありすぎてスウェルがあっても波がブレイクしなかったり、遥かアウトでダラダラなブレイクというタイプが多かったです。

ロングボードを使ったスクールが多かったので、ビギナーにとっては絶好のコンディションと言えますが。

とは言え水温は低いので、フルスーツ必須のサーフィンと言う難点はあります(海水浴客はなぜか水着でしたが…)。

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Photo: WSM

波のタイプ的に、最初に感じたのはハワイのワイキキのような人工ビーチなのかと思ったのですが、そういうわけではないそうです。

ボトムは目に見える範囲では玉石がメインとなっているのですが、おそらく海に入ればサンド交じりなのかと思います。

とにもかくにも、レフトポイントの宝庫のペルーにおいて、首都リマはビーチブレイクのような波と言うのも大きなギャップで興味深かったです。

低い水温と穏やかな外気との気温差により、ほぼほぼ大気がガスっていたのは他のサーフエリアと変わりなく、ペルーサーフィンの特徴だと感じました。

さて、当初はリマで年末年始を過ごす予定でしたが、ショートボードには少しキツイという事で予定よりも早くリマを去ることになりました。

次回のコラムの舞台は、ペルー北部のマンコラとなります。

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