「低年齢化する女子CSはクオリファイヤー確定」 - F+コラム
2025-10-20 更新
Text by つのだゆき、Photo by WSLここの所うちの近所ではイノシシの出没が多くなっていて、あそこで見た、ここで見た、みたいな情報が駆け回っている。意外に海の近くでも目撃されているので、犬の散歩はちょっと怖い。
まぁ、サーフィンの聖地とか言ったって一宮は里山なので、熊こそ出ないけど、イノシシやキョンやタヌキやアライグマやハクビシンや、野生動物の色は濃い。夏の天候不良でお山にご飯がないから下りてくるしかないわけで、可哀そうだなぁ、と思う。
特にここ数年、一宮の住宅建設ブームというか開発ぶりは無計画としか言いようのない感じの進行状況で、特に大きな空き地の多かった一宮海岸近辺の変容ぶりと来たら、まるで別の町に来たような感じすらする。里山は一度壊してしまったらもう元には戻らない。自然と緑と海のあるサーフタウンとか、きれいごと並べたところで、環境は日々住みにくくなる方向に進んでいるように思う。特に年寄りには。80歳過ぎたら免許返納とかいうけど、そんなことできない環境だから。バスはない、タクシーも数少ない、車がなければ医者にも行けないので、車のない生活は非現実的だ。民泊の騒音、ゴミ問題も増えてきているし、いい加減どうにかしないとならないんじゃないのかな、と思う一宮町民のひとりなのだよ。

さて、CSは追っているわけではないけど、そういえばブラジルやってるんだよなぁ、みたいな感じでチェック。暇だったからちょっと見たりした。シーズンはあと2試合残っているけど、早くも2名のクオリファイヤーがブラジルで確定した。女子のヨランダ・ホプキンスと14歳ティヤ・ゼブロウスキー。ティヤはタイラー・ライトより若くして史上最年少クオリファイだけど、まだこの先70年はありそうな人生ですでに世界のトップレベルにいるって、厳しいかなぁ、と思う。まだその厳しさを感じない年齢だから今はハッピーでしかないけど、まぁ、タイラーも途中一度消えたりしているし、いつかどこかで小休止ということになるのか、それともこのキャリアはさっさとトップ取って終わらせて、次に別の何かを狙うのか、とか考えてしまう。14歳なので、10年かけてワールドタイトル取ったところでまだ24歳なので、別の道にも十分な時間はあるし。どちらにしても、ものすごい人生だなぁ、と思う。


ヨランダにしろティヤにしろ、今のままCTに入れても特に遜色ない感じがする。スピードとキレとコミットメントは近年の女子の進化傾向と合致しているので、普通にハイポイントが出てきそうだ。
女子のほうは上位5名ぐらいがその下の第2グループとだいぶ離れているので、残るクオリファイ枠5人中3人は安全圏といえる位置にいる。実質残りのパイプとニューキャッスルで残っている2スポットの取り合いみたいな様相だ。

メンズのほうはまだ誰もクオリファイが確定していないけど、次はパイプということを考えると上7人ぐらいは行けるのかな。しかしパイプとニューキャッスルって両極端なコンディションが残ってるのも読みにくいところではある。
10年前にはCSレベルの女子がパイプで試合なんて考えられなかったけど、いよいよそういう日がやってくる。まぁ、そんなにエグくないコンディションを選んでやるんだろうからけが人続出のようなことにはならないだろうけど、そうはいってもパイプだからね。無理せず怪我の無いように。
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