「ポルトガル終了。男女とも上位陣は誰でもイエロージャージに手が届く展開に」 - F+コラム
2026-10-26 更新
Text by つのだゆき、Photo by WSL
ポルトガルはグリフィン・コラピントとモーリー・ピックラムが優勝、2位はガブリエル・メディーナとケイトリン・シマーズ。ガブ今シーズン3度目の2位、優勝遠いなぁ。
ランキングはヤゴ・ドラのイエロージャージは変わらないけど2位にイタロ、3位グリフィン、4位ガブと続く。グリフィンとガブはまだベスト9で1000ポイントを書き換えられるので、次のフィリピン、クラウドナインで取りこぼさなければ、パイプにイエローで入ることも可能だ。
ヤゴもイタロもクオーターファイナル以上じゃないとトータルが変わらないので、まぁ、こう押し迫ってくると取りこぼしの多い人のほうが大きく挽回できることになる。
女子のほうも似た感じで、今回イエローに躍り出たモーリー・ピックラムは今シーズンなんか地味な動きに感じてたけど、成績を見てみればすべて5位以上でそろっていて、セミまで行かないと変わらない。2位のカリッサ、3位のガブリエラ、4位のエリン・ブルックスもクラウド9次第でイエローに手が届く。

クラウド9もパイプ(バックドア)もライトのバレル勝負といえるので、ガブの異常なバックハンドバレル攻めは楽しみだ。特にバックドアのバックハンドでテイクオフしたらすでにバレルの中というラインは、ガブかヤゴか、だし。
コンテストは始まったと思ったら男女ともにクオーターまで進行、しかしそのあとは一日数ヒートと、潮のいいときだけを狙ってスローペースで進んでいった。ファイナルデーはなんかバックウォッシュは入るわ面はガタガタでコブだらけだわで、難しいコンディションだったと思うけど、画面で見ている分にはあの人たちにバックウォッシュって関係ないのね、という印象。しっかりレールでサーフィン出来てるからなんだろうと思う。
コーナリングでアクセルを踏んで回る的な、スローインファストアウト、コーナー手前で十分に減速して、コーナーに入ったら加速しながら回るのが乗り物は安定している理論。
レール抜けているよりしっかり入っているほうが、減速中より加速中のほうが安定するんですよね。

それはモーリー・ピックラムのクローズアウトセクションへの思い切った攻めにも通じる。他の人も、CSの日本人選手でもイチかバチかでクローズセクション攻めてるけど、そのやり方が全く違うことに気が付いてほしいです。まぁ、スピードも違うけど、レールワークがまるで違うので下りるスピードと安定感が変わるわけだけど。
さて長いシーズンもあと2試合で決着がつく。男女ともに現在の上位陣でのタイトル争いになりそうな展開ではある。ドラマならガブとカリッサの復帰タイトルだろうけど、普通に行くならヤゴちゃんとモーリーなのかとも思う。パイプのコンディションにバックドアがあるかないかで変わるのかな。あればレフトのパイプよりライトのバックドアのほうが断然ポイントが出るから。

ただ、パイプの場合強烈なローカルやケリーとかのワイルドカードを引き当てちゃうと序盤の番狂わせがよく起きるので、できればワイルドカードは避けたいところだ。そのためにはクラウド9は必要最低限ででおとなしくしていたほうがいい、という計算も成り立つ。
様々な思惑を秘めてCTが初めて訪れるフィリピンのバレルスポット。どんな戦いが繰り広げられるのか、楽しみだ。
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。

