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「A-frame 10th Anniversary⑤」

2010-01-18 更新
日が暮れるにしたがって、『A-frame』のショップがDJブースにイルミネーション、表彰台のセッティングなどで、ドンドンと煌びやかになっていく。
完全に日が落ちて用意された食事はなんと!300人分。本当にそんなに人が来るのか?と思っていたが、時間と共に人が集まり出した...。

スリランカ国内から集まったサーファー達、サーフィンというスポーツに興味を持った都会(スリランカの首都コロンボ)の若者達、そして、僕らも含めたツーリスト達。
本当に300人を超える人でビーチは埋め尽くされた。

20時になると司会者が表彰台の上に登り、『A-frame』の由来や、スリランカのサーフィンについてのコメントを読み上げ、僕と相棒のマンボーが表彰台に呼ばれた。
そこに用意されたのは、6ftのサーフボードの形をしたケーキ!!
みんなの前で結婚式さながらのケーキカット。それから僕の不得意な英語も交え、表彰式とローカルサーファー達にUSEDだけど、18本のサーフボードのプレゼント授与が行われた。

提供してくれたのは『LOST SURFBOARD』の西井さん、『JUSTICE SURFBOARD』の田嶋鉄兵プロ、『SACKOUT WETSUITS』の開田さん。
彼らはいつも自分の利益などを一切考えず、日本から海の向こうの笑顔のためだけに動いてくれている。
『A-frame』の10年には、そうした日本人サーファー達の功績が非常に大きい。

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乾杯の後、一斉にダンスタイムとなり、会場は凄い盛り上がりを見せた。感動に酔いしれていたかった僕だけど、マンボーやみんなに酒を飲まされ、踊らされ、ジーンとしている暇はなかった...。

また、途中でスリランカ大統領の息子を紹介された。僕にとっては普通のヤングボーイに見えたけど、冷静に考えると「凄い人もこのパーティには来るんだなぁ」とさらに感激した。
パーティは夜中の3時を過ぎても一向に人が減る気配がなく、更に盛り上がっているように見えた。

さすがに40歳オーバーの僕は皆に気が付かれないようにフェイドアウトした。数時間だけ仮眠をとって空いている時間を見計らってメインポイントにパドルアウト。
最終日のこの日も、海の中は僕と数人だけ。サイズも肩サイズは残っていて贅沢を言わなければ何も言うことはない良い波だった。
飛行機の時間ギリギリまで仲間達と波に乗り続けた。みんなお土産の購入や帰りの支度を済ませ、18人を乗せた5台のワゴン車は静かにヒッカドゥワを後にした...。

P.S.12月〜3月がメインシーズンとなる南西部だけど、その前後の11月や4月はとにかく人が少ない。波に関しては保証出来ないが、仲間同士でゆっくりとサーフィンを楽しみたいなら是非お勧めだ。それ以外の時期なら南東に位置するアルガンベイに行けばいい。
更にパーフェクトな波を求めるなら、バリやスリランカの隣にあるモルジブに行くことをお勧めする。

時間のある人は波乗りだけでなく、国中を探索するといい。スリランカの観光資源は本当に豊富で、ナショナルパークや遺跡を始めとした世界遺産。タイムスリップしたようなジェフリーバワのアンティークなホテルなど、ハワイを初めとする先進国では絶対に味わえない体験が出来るはずだ。

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