『Rip Curl Pro』R1スタート!アンディ復活か?
2010-04-03 更新

タジ・バロウの優勝で幕を開けた2010年のASPワールドツアー。第1戦のオーストラリア・ゴールドコーストから州をまたいで南下したベルズビーチで第2戦『Rip Curl Pro』が現地時間4月3日にスタートしました!
R1のH1は今シーズンからツアーに復帰しているアンディ・アイアンズ(HAW・写真上)、次世代サーファーの代表・デーン・レイノルズ(USA)にワイルドカードのネイト・ヨーマンズ(USA)という豪華なカード。
アンディが確実にターンでつないでポイントを稼ぎ、6.33と8.00をまとめて余裕のラウンドアップ!
「良い気分だね。ここには早く来て長く滞在しているんだ。デーンとネイトとの対戦のため、まるで火災訓練をするように準備万端にしたかったのさ。彼らのサーフィンには一目置いている。特にデーンは見ていて楽しい一人。彼に勝てて最高!」とアンディはまず一言。
メンタル面を理由にASPから特別に一年の休暇をもらったアンディ。復帰後1戦目となった開幕戦のゴールドコーストではR3敗退の17位という結果に終わりましたが、負けたヒート後も笑顔でファンに対応するなど、コンテスト自体を楽しんでいる様子が印象的でした。
「ASPは一年間休む機会を与えてくれた。ワールドツアーは素晴らしい仕事だけど、燃え尽きてしまうサーファーもいる。オレもそうだったのさ。でも、実際に休んで家でコンテストを観戦してみて、どれだけ寂しいか初めて実感したよ。スナッパーでは、約1年半のブランクを確認出来た。あれからトレーニングを重ね、色々なボードを試して今回はやる気満々なんだ」と今イベントに対する意気込みを語っていました。
アンディの19勝のキャリアの中で、ベルズでの優勝は2002年と2003年の2回。復帰後初の1勝にはまだいくつもの壁が立ちはだかっていますが、本当の実力が発揮出来れば無理な話では無いでしょう。
「一つ一つが特別。もちろん、20勝目は欲しいけど、自分が持っている19勝を誇りに思っている。ガンガン攻めて、もう一つ狙いにいくけどね(笑)」とアンディは最後にコメントを残していました。
この日のハイエストヒートスコアを出したパーコことジョエル・パーキンソン(AUS)も、アンディと同様にベルズでの優勝経験が2回あり、独特のスムースなラインが一際目立っていました。
ヒート終了後のインタビューでは、「もう沢山のイベントを戦っているから、あまりプレッシャーは感じないね。昨年優勝していることもあって自信があるよ。今日みたいなコンディションで勝ち上がるには、望みを持ってチャンスが巡ってきたら出来るだけのことはやることかな」と話していました。
この日はR1のH10を終了した時点で終了。ケリー・スレーター(USA)、アドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、タジ・バロウ(AUS)、ミック・ファニング(AUS)など、トップシードの選手は順当に勝ち上がっています。
ネクストコールは現地時間4月4日の朝7時30分(日本との時差はプラス1時間)で、8時スタートの予定。
R1のH11、ジョーディ・スミス(ZAF)、パトリック・ガダスカス(USA)、ジェイ・トンプソン(AUS)のカードがファーストヒートになります。
なお、一足先に終了したウィメンズは3年連続ワールドタイトルを獲得している女王ステファニー・ギルモア(AUS・写真下)がソフィア・ムラノヴィッチ(PER)を抑えて優勝を決めています。

『Rip Curl Pro』公式サイト
http://live.ripcurl.com/index.php?bellshome(PC用)
photo: ASP Covered Images
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