スリランカ、津波で大被害
2004-12-29 更新
One Earth Vol.15---------------
皆さんお久しぶりです。
One Earthの読者の皆さんならもうご存知の通り、僕はかつてアジアをサーフィン旅行していたときにスリランカという国を訪れ、そこで出会ったローカルたちと意気投合、5年前にはスリランカにサーフショップを作りました。
最近ではスリランカのサーフ・ポイントもサーフィン雑誌などでたくさん紹介されるようになり、ワン・フライトで行けるということもあって、日本からも多くのサーファーが訪れるようになりました。きっとこれを読んでいただいている皆さんの中にも、スリランカに行ったことのある方や、お友達が行かれたという方も多いのではないでしょうか?
ところが、そのスリランカが今、大変なことになっています。
もうニュースなどをご覧になった方も多いと思いますが、去る12月26日に起きた「スマトラ沖地震」による津波が、スリランカの海岸を襲ったのです。
島の南西部に位置するヒッカドゥワでは、ちょうどこの季節がサーフ・シーズンの真っ只中なのですが、、今回の津波の被害は実にひどいもので、ゲストハウスは崩壊し、人々は家を失い、道路は寸断された状態が続いているとの報告を受けています。それでも、僕の得た情報では地元ローカルを含めたサーファーたちは無事に生存している模様。
ちなみに友人のトモは、津波の時にちょうどサーフィンを楽しんでいたそうで、海の異変に気が付いた彼は全開で沖へパドルし、被害を免れたとのこと! まさに"九死に一生を得た"とも言うべきこの貴重な体験について、彼が帰国次第、是非とも改めて状況を聞いてみようと思いますが、現地の復興を手伝うため、彼もしばらくはスリランカに残るとのことです。
また、アルガンベイなどのサーフ・ポイントがある東海岸については、今なお現地の状況さえも把握出来ていませんが、南西部のヒッカドゥアでさえ相当の被害が出ている以上、東海岸方面ではさらに物凄い被害が推測出来ます。
この様なかつてない大災害にあったスリランカの人々を支援するため、近日中に義援金の募集を考えています。このお金はスリランカ全土で使ってもらえるように、日本スリランカ協会を通して現地への協力を行うようにしたいと思っています。
口座開設などは年明け早々に出来ると思いますので、その際は是非、皆様のご協力を宜しくお願いします。
(2004.12.29.福島 晴之)