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「チマジャトリップ2010GW②」

2010-05-18 更新
宿に戻り、昼食を食べる。僕の好きなのはミゴレン(焼きそば)で、インスタントの味ながら、コレが不思議と美味しい。ボリュームこそ無いけど、暑い国ではそれほど大食感に襲われないので、ダイエットにも調度良い。
食事とシエスタ(昼寝)を済ませると僕のお決まりマッサージタイム。南国の日差しにうっとりしながらマッサージを受けるのは最高!!
40歳を越えて四十肩に悩まされている僕には、これが必要不可欠だ。

今回泊まった「デサリゾート」という宿は、食事も美味しいし、Barやプールもある。そして、僕の苦手な買い物エリアが近くに無いため、外に出る必要がない。
朝はサーフィン、昼はプールで子供と遊び、夕方は子供の面倒を見ながら夫婦交代でマッサージを受ける。しつこい物売りも来ないので、思い切りリラックスできる。
考えれば独身30代の頃は旅に出れば毎日必ず3ラウンド入っていた...。
家族が出来るとサーフィンとの関わりも少しずつ変わっていくものだ。

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徐々に陽が傾きかけてくると、チマジャのポイントには一斉にローカルたちが集結する。
このエリアでのサーフィンの歴史は古い。Otto、Agus、Dedeといった土地を代表するレジェンド達からヤングキッズまで大勢ローカルで海は賑わう。
詳しくは分からないけど、あまり派閥はなく、大勢ラインナップにいても雰囲気が悪くなるようなことは一度も無かった...。

チマジャのメインブレイクはメローで、中級者でも楽しめる波。但し、頭サイズを超えると巻かれた時にはそれなりにパワーがある。特に気を付けなければならないのが、海から上がる時とインサイドの岩。ショアブレイクがキツいため、セット間隔を見計らって上がらないとインサイドの玉石に激突することになる。
それと胸サイズ以下の引潮時も注意が必要だ。テイクオフした時に出現するインサイドの岩に僕はボードをクラッシュさせてしまった...。

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陽が完全に落ちてシャワーを浴びた後はビンタンタイム(ローカルビール)が定番。暑い夜にキンキンに冷えたビールは何より美味しい。
皆で宴を囲んで今日の波やライディングを肴に話すのは実に楽しい。サーフィンを初めて3年目の保知夫婦は、今日のポイントでは頭サイズの波にあまり乗れず、悔しい思いをしたらしい。
僕と須藤ちゃんは、冬の間あまり海に入っていなかった事を少し後悔しながらも、なんとかテイクオフを繰り返したとか...。そんな話をしながら時間が過ぎて行く。

サーフィンのレベルなんて関係ない。空いているポイントでみんな思い思いのサーフィンを楽しむ旅。大波にチャレンジする者、パーフェクトなファンウェイブを求める者、旅のついでに波乗りをする者。人それぞれのスタイルで良いと思う。

インドネシアにはあらゆるタイプの波が至る所にある。日本を出発するまで頭に一杯あった仕事のことなんかは、すでに頭の中からどこかに吹き飛んでいた....
良い仕事をするためには頭の切り替えが必要不可欠だって、この前テレビでも言っていた(笑)。

Docomoの携帯もアンテナは3本立っていたが、ローカルのアグースからの電話以外は応答をとことん無視した。そして、そのアグースから「明日は7時に迎えに行くよ!」とショートメッセージを着信した。「明日はどこに行くのかな?」とみんなのテンションは上がりっぱなしで夜はしんしんと更けていった...。

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今回の「One Earth」はここまで。
次回はどんな展開が待っているのでしょう?

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