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「チマジャトリップ2010GW③」

2010-05-29 更新
滞在二日目は、近くにあるモスクから流れるコーランで目を覚ます。インドネシアはイスラム教の人が多く、至る所でコーラン(イスラム教の讃美歌?)を耳にする。意味は解らないけど、なんとなくリラックスした気分にさせてくれる...。

目が完全に開いていない状態で、フラフラしながらチマジャのメインブレイクをチェックするが、ブレイクは今一つ...。サイズが無いのと、ハイタイドの潮の多さが手伝って、厚めの波。
一度、部屋に帰ると、ローカルのアグースが迎えに来ていた。やはり、この時間帯はビーチブレイクの方が良いみたいだ。

僕らはアグースに先導されて、昨日行ったビーチとは逆の方向に車で15分ほど車で走った名もないビーチブレイクでサーフした。
こんな場所にもワロン(海の家)があって、日陰と飲み物を提供してくれるから、小さい子供連れには大変助かる。

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波はショルダーの切れた肩サイズ。沖に出るのもカレントを使って楽ちん。妻も友人の須藤ちゃんも昨日と比べて少しだけ自分の波乗りを取り戻し、保知夫婦は大きなサイズの波にも負けずにテイクオフを繰り返していた。
娘のハンナは行きの飛行機のエアコンが原因で、風邪をひいているのにも関わらず、波と砂に戯れて上機嫌。
そんな皆を見ていて僕も嬉しくなった...。

この日も2時間ほどサーフしたところで潮が引いてクローズアウトし始めたので、ホテルに戻ることにした。
僕と須藤ちゃんは、その足でチマジャのメインポイントにサーフボードを持ってチェックにいった。
案の定、肩位のパーフェクトな波に変わっていた!

ラインナップには先人が5名ほどいたので、少し遠慮して手前で波を待つ。自分のポジションに波が入ってきたのでテイクオフ。
楽しい!やはり、ポイントブレイクは最高だ!正直、久しぶりの良い波だったので、本当は大きな声で叫びたかった。須藤ちゃんも、きっと同じ気持だったと思う。その後も何本か良い波に乗ることが出来た。

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しばらくすると、サーフィン歴3年目の保知さんがラインナップに現れた。玉石のインサイドや、見え隠れするインサイドの岩。更にたまに入ってくる頭オーバーのセット...。正直、僕は彼が心配だった。

しかし、そんな心配をよそに保知さんは根性を決めてテイクオフを成功させ、アップス&ダウンを繰り返してインサイドまで乗り継いで行ってしまった...。
これには僕も声を出さずにはいられなくなり、手を上げてガッツポーズした。まるで自分が波乗りを始めた頃に出会った感動と同じ感動を彼は今味わったのだろうと...。

そんな気持にさせてくれるサーフィンとは、なんだか不思議なスポーツだ。この日のビンタンタイムの肴はこの話題で持ち切りだった...。
その後は定例のマッサージタイム。男には男、女には女と、マッサージ師は同性なんだけど、今日の僕の担当者はどうみてもオカマ(笑)だった。

オカマさんは苦手なんだけど、マッサージが凄く上手く、話し方から仕草までやさしさに満ち溢れていた。
すっかり癒されてしまったので、「最後の日まで毎日来るからお願いね」と僕が言うと、目をキラキラさせて満面の笑みでうなずいていた。

翌朝、再びチマジャポイントをチェックすると、ポイントには多くのサーファーがラインナップしていた。週末にかけてジャカルタのサーファー達も集まってきているようだ...。

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長年サーフィンを続けていても、サーフトリップに行くとそこには新しい発見や感動が必ずあり、新鮮な気持ちにさせてくれます。
次回の「One Earth」はハルさんならではの新しい出会いがあるかも!?

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