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津波後のスリランカ

2005-02-07 更新
One Earth Vol.18
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いつも One Earth を読んでいただいてありがとうございます。まず初めに、前回のコラムの中で僕の不手際で義援金の口座番号を間違えてお知らせしてしまったこと、誠にすみませんでした。前回のコラムの中の口座番号は既に正しい番号に修整させていただきました。

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さて、僕は1月22日にスリランカに戻りました。津波から、既に一ヶ月以上が経っていますが、サーフタウンのヒッカドゥワのビーチサイドには半壊になっている建物がまだ数多く見られます。今はみな修繕に大忙しですが、シーズンには観光客が戻ってくるのを信じて頑張っているように見受けられます。通り沿いのレストランやゲストハウスの中には、そろそろオープンするところが出てきています。

さすがに被災がひどい場所の前などはサーフィンする雰囲気ではなく、そうでなくてもローカルの中には津波のショックもあって海に入りたがらないサーファーも数人います。しかしヒッカドゥワのメイン・ポイントなどでは、既にいつも通りのサーフィンが再開されています。ローカルの子供たちや数人のツーリスト・サーファーが中心なので、まだポイントは空いています。

実は津波の後のヒッカドゥワのメイン・ポイントは、少しブレイクが変わってしまったようです。いつもの年だと3月下旬頃にインサイドに砂が溜まって波が悪くなる(=ライト側の波がつながりやすくなる)のですが、今年は津波が大量の砂を運んだために、通常より2ヶ月も早くインサイドのリーフの上に砂がかぶってしまっているようです。先月25日にはフルムーンで頭オーバーのサイズとなっていましたが、ブレイクはサイズの割りには今一つでした。

南エリアではポイント前のレストランが大破してしまったため、情報がほとんどありません。

今、このヒッカドゥワにステイしているツーリストたちのほとんどは、毎年ここに通っている人たちで、家を無くしたたくさんの子供たちに、靴や学習道具をプレゼントしたり、食料を寄付したりしています。日本人の姿も見られ、こちらでグラスボートのお店を経営している方や、一人旅の途中の方々(バックパッカー系)が、地元の人々のヘルプをしています。

そもそも地震がほとんど無いスリランカでは、積み上げたレンガをセメントで塗り固めただけの簡単な造りの家が多く、そのことが津波による家屋の崩壊を甚大なものにし、被害が拡大したとも言えます。僕のいるところから北へ1km行くと、全崩壊している箇所が数kmに渡って続いているのですが、このエリアでは建設資材にする目的で浅瀬の珊瑚を取りすぎたために、波をブロックするものが無くなっており、ヒッカドゥワに比べると被害が大きくなったと人々は言っています。家を無くした人たちはテント暮らしを強いられています。南へ10km下ったゴールという町の近くもたくさんの被害が出たようです。

とにかく一日も早くスリランカの町が復興し、人々に笑顔が戻ってきますように・・・。

なお、皆さんの中で、近々スリランカへの渡航を考えている人はいるでしょうか? 基本的にツーリストはこの国に外貨を落としてくれるので、今でも歓迎されています。ヒッカドゥワに関する限り、水や電気などのインフラ状況には全く問題ありません。できれば、帰るときに地元の人々のために置いていくことができる服やタオルといったものがあれば何よりと思います。

最後に、もう一度、義援金の振込み先口座を紹介させていただきますので、皆様の善意のご協力を是非よろしくお願いいたします。

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郵便振替口座
00130-4-778015
口座名:スリランカ津波被害救援金あて