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「チマジャトリップ2010GW⑤」

2010-06-18 更新
子供思いのアグースには、正直感動した。彼は5日前に二人目の子供が出来たばかりだと言っていた。
保知さんの旦那さんは、ビーチブレイクでボードが膝にヒットしてビッコを引いていた。
潮が引いた時間帯の波の掘れ方はなかなかだったようだ...。

夕方のビンタンタイムの後は、ディナーの時間だ。滞在中、食事のほとんどをホテルで済ましていたが、最後の夜ということで、この日は近くのレストランに食べに行くことにした。
僕らのホテルの目に前にあったレストランで『Pizza & Steak』という看板を目にしたので、入ってみた。
BBQスタイルで僕らのテーブルの傍で焼かれているオージービーフの匂いにつられ、ステーキを注文。
しばらくすると真っ黒焦げになったステーキが目の前に置かれた...。

とても食べられる代物ではないので、ウェイトレスさんにそのことを告げて僕が焼いている調理人に直接指導した。ミデアムくらいの焼き加減になったところで、OKのサインを出すと、「本当にいいのか?」と何度も聞かれた。
きっと肉の赤身は危険という認識なのであろう。でもオージービーフと言っていたので、きっと大丈夫なハズ。食べてみたらすごく美味しかった。

West Javaにまで進出しているなんて、オージービーフは凄い。僕らはホテルに帰るとBarに行き、最後の晩餐を楽しんだ。

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最終日は昨日と同じパターンで、僕ら3人はサワルナへ出かけた。ブレイクはたまにオーバーヘッドのセットで、昨日より少しサイズを落としてはいるものの、平日だったため、ラインナップにはほとんど人がいない。

持ってきたボードは昨日のスラスターよりも少し厚めで、コンケーブが深めの5`11のクワッド。
今回持ってきたサーフボードは、三宅島に住んでいる友人シェイパーが作っているので、リーフブレイクにはかなり調子が良い。
早速、入ってきた波にテイクオフをすると、昨日よりも滑り出しが早い!
結局この日は一度もパーリングをすることがなかった。
最後のラウンドで、僕も須藤ちゃんもすっかり自分のサーフィンを取り戻したようだった。
乗る波のほとんどが100〜200mは乗れる高速系のレフト。日本人の平均点サーファーにちょうど良い波が少人数で乗り放題だ。

青い海と青い空と良いことづくめ。後ろ髪を引かれる思いで海から上がった後も、しばらくはラインナップにいる数人のサーファーたちのライディングを目で追った...。

風に揺られる椰子の木と新緑に覆われた水田を、「あ〜あ、終わっちゃった〜」感で呆然と車の中から眺め、ホテルへの帰路に着く。
ホテルでは娘の帆七が「パパお帰り」と笑顔で迎えてくれた...。

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ハルさん一行のチマジャトリップはここまでですが、最後にハルさんから、ちょっと僻地(へきち)に子供連れで行くの方へアドバイスがあります。

【ハルさんアドバイス】

もうすぐ3歳になる娘の帆七は、行きの飛行機のエアコンで風邪を引いてしまい、夜中に39℃近い熱を出すこともあった。
幸い大事には至らなかったが、アジアの国に小さい子供を連れて行く事をためらう方は多いと思う。
我が家の場合、事前に近くにきちんとした医療施設があるかどうかだけは、確認するようにしている。チマジャの場合は、インドネシアの首都ジャカルタが隣接しているので、余程の緊急でない限りは問題ない。

やっかいなのは、蚊。大人より体温の高い子供は、特に蚊に刺されやすい。
前回のスリランカトリップの時もそうだったが、今回も少し油断した隙に何十箇所も蚊に刺されていた...。
デングやマラリアの是非も確認しておいたほうが良いと思います。

日焼けや熱中症にも注意が必要。とにかく暑いので、海などの直射日光の下では、15分位に一度は休ませ、日陰でなるべく遊ばせるようにすること。

最後に、自分がそうであったように、子供が大自然に興味を持つよう危険な物と臭い物以外はなんでも触らせるようにしています。

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次回の「One Earth」はどこに誰と旅をするのか?
ハルさんのストーリーをお楽しみに!

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