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ASPワールドツアー第6戦『Hurley Pro』R2終了!

2010-09-17 更新
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現地時間9月12日にスタートしたASPワールドツアー第6戦『Hurley Pro』は3日間オフが続いていましたが、新しいサウススウェルが入ってきた16日にR2のH6から再開。
3-4ftレンジのクリーンなグッドコンディションの中、R2の残りヒート全てとエクスプレッションセッションが行なわれました。

この日のハイエストヒートスコアを出したのは、ツアー最年長のテイラー・ノックス(USA・写真上)で、ロイ・パワーズ(HAW)を相手に8.50を含むトータル14.50でコンビネーションスコアの圧勝。
「ロイとは友人だし、出来れば対戦したくなかったさ。今朝、一緒に波チェックした時はかなり興奮したね。ヒートに向かう時はちょっと悪い気がしたんだ。こんな素晴らしいトラッセルズでサーフィンする機会はみんな平等であるべきだからね。トラッセルズが良い時は同じような波が沢山入る。今回はオレが勝ったけど、ロイはチャンスが無かっただけだと思うよ」とテイラー。

39歳のテイラーは独特の極太カービングを武器に世界トップレベルを長年キープしている玄人好みの選手。
この日も深いボトムターンからトラッセルズの綺麗に整ったフェイスをバッサリと切り刻み、フィニッシュにエアーを取り入れるなど、しびれるサーフィンを見せていました。

「なんとか生き延びているよ。J-bayもタヒチも33位。ストレスがたまっているさ。大きなミスがあった訳ではなく、チャンスに恵まれなかっただけ。こんなことが重なると自滅しちゃうよね。今はとにかく前に進むしかない。今回は幸いにもホームの近くで友人や家族もいるし、順調に勝ち上がっている。特別のボーナスだと思っているよ」と今シーズンのツアーに対する考えとホームで戦う喜びを話していました。

現在、トータル23位のテイラー。R3のビード・ダービッジ(AUS)も倒して少しでもランキングを上げたいところでしょう。

J-bayで9位に入ったものの、あとは17位が3回、33位が1回、トータル24位と低迷しているルーキーのダスティ・ペイン(HAW)は、R2のH8でジェレミー・フローレス(FRA)を僅差で抑え、次に繋げることが出来ました。
「ジェレミ−はタヒチ戦で良い結果を残してここに来ている。セミファイナルまで進んでいたよね。そんな勢いがあった彼を倒せてストークしているよ。負けて楽しいヒートなんてないさ」とヒートを振り返ったダスティ。

次の対戦相手は昨年のワールドチャンピオンであり、今イベントのタイトルホルダーでもあるミック・ファニング(AUS)です。胸を借りる気持ちで思い切りぶつかるのか、入念な戦略を練って戦うのか、ルーキーvsベテランのカードは要注目です。
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ポルトガル出身の唯一の選手としてツアーにも馴染んできたティアゴ・ピレス(PRT)は、ここカリフォルニアを上手く乗り越えれば得意のヨーロッパレッグに突入するため、更なるランキングアップが期待出来ます。

R2のH7では、ダン・ロス(AUS)を相手にミドルスコアを重ねてラウンドアップを決めました。
「ラウンド3進出は重要なカギさ。ラウンド1を負けて敗者復活戦を戦うのは今シーズン初めてだったけど、身体とボードの調整には良かったかもね。次のヒートも良い波に乗って後半戦を上手く滑り出したいよ」とコメントしていたティアゴは、10歳年下のオーウェン・ライト(AUS)とR3を戦います。

その他にR2を通過した選手は、アダム・メリング(AUS)、キーレン・ペロー(AUS)、ルーク・ステッドマン(AUS)など。
ネクストコールは現地時間9月17日の朝7時(日本時間9月17日夜11時)で、8時スタートの予定。
サウススウェルは更にアップしてグッドコンディションが期待出来るため、残りヒートは一気に進行することが予想されます。

『Hurley Pro Trestles』公式サイト
http://www.hurley.com/hurleypro/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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