ASPワールドツアー第9戦『Rip Curl Pro Search』再開!
2010-11-06 更新

アンディ・アイアンズ(HAW)の悲しいニュースから3日が経ち、現地時間11月5日にASPワールドツアー第9戦『Rip Curl Pro Search』が再開。
R3のH1からスタートし、R4の最終ヒートまでが終了しました。
舞台となったプエルトリコ「Porta Del Sol」は3-4ftレンジのグッドコンディション。
ネクストレベルのアクションに小さいながらバレルもあり、ハイパフォーマンスデイとなりました。
R4を一番に通過したデーン・レイノルズ(USA・写真上)は、スコアでも9.97とトータル18.57の一番を叩き出し、QFへ。
「リップしまくって楽しむために海に入っただけさ。勝ち負けにこだわってサーフィンするよりも、どれだけ自分の限界を出せるかを考えている。今乗っているボードはスピードが出るし、動かしやすい。凄い面白いボードなんだ」とヒート終了後のインタビューで話していたデーン。
デーンが最も得意とするトラッセルズに近い波の上で披露したライディングは、良い意味でギャラリーの予想を裏切るような動きで、まるでサーフボードが生きているような錯覚に陥るほど...。
「両サイド共にバレルになるし、ターンセクションもある。コンテストにはピッタリの場所だね。一つの波でバレルでもターンでもスコアを出せる。波数も豊富だし、本当に楽しいよ」とコメント。
現在トータル6位でタイトル争いには絡んでいませんが、この調子をキープ出来れば初優勝の可能性も十分にありそうです。
この日、デーンの次にワールドツアーの革命者と言えるライディングを見せていたのはオーウェン・ライト(AUS・写真下)でしょう。

R4ではジョーディ・スミス(ZAF)に僅差で敗れてルーザーズ行きを強いられましたが、R3では9.00を含む17.50でブレット・シンプソン(USA)をコンビネーションに追い込んで勝利。
「自分のサーフィンに集中しただけさ。ポルトガル戦から調子が悪くて今は回復している途中なんだ。サーフィン出来ない日々が続いてストレスがたまっていたよ。気楽にやろうと思っても上手くいかなくて...。オレのやりたいことは全て海にあるから、今日は最高の気分!良い結果を残したいね」とオーウェンは話していました。
なお、前人未到の10X獲得が迫ってきたケリー・スレーター(USA)は、R4をクリア。
僅かながら逆転タイトルの可能性が残されているジョーディもQF行きを決めています。
ジョーディはQFの勝利が最低条件となり、もしも負ければケリーの10Xが決定します。
ネクストコールは現地時間11月6日の朝7時(日本時間11月6日夜8時)で、30分後にスタート予定です。
『Rip Curl Pro Search』公式サイト(PC用)
〜WLT『Oxbow ASP World Longboard Championship』〜
現地時間11月4日、オアフ島・マカハで行なわれていたWLT『Oxbow ASP World Longboard Championship』が終了。
今年一番のノーススウェルが入ったマカハを制したのはローカルのデュエイン・デソト。
SFでは2Xのボンガ・パーキンスを下し、ファイナルはアントワン・デルペーロを僅差で抑えて優勝。
同時に初のワールドタイトルを手にしました。
『Oxbow ASP World Longboard』公式サイト(PC用)
〜4スター『HIC Pro』〜
ハイシーズンに入ったノースショアのオープニングイベント、「Vans Triple Crown of Surfing」の前哨戦となる『HIC Pro』がサンセットビーチで開催!
現地時間11月5日にファイナルが終了し、マウイ出身のビリー・ケンパーが優勝を決めました。
表彰台では兄弟のような付き合いだったアンディとの思い出を語っていました。
『HIC Pro』公式サイト(PC用)
〜5スター『Islas Canarias Ocean & Earth Pro』〜
カナリア諸島で開催中の5スター『Islas Canarias Ocean & Earth Pro』にエントリーしていた大野修聖はR2で敗退し、25位でフィニッシュしています。
photo: ASP Covered Images
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