【現地コラム】宮城県・荒浜①
2011-04-08 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。現在も避難生活と懸命な復興活動が続いていますが、定期的なコラムとして、各地の現状などをお届けします。
宮城県・荒浜
第1回:震災当日
身構えていると横揺れがどんどん激しくなってくる。
必死の思いで外に出るも、揺れは収まらず、2～3分（それ以上かも）は続いただろうか。ショップの敷地も地割れができたり、液状化も。店内に戻ると棚が倒れたり、サングラスが散乱してる状況。
直ぐに電気も止まり、隣の飲食店のご主人から「津波が来るらしい」と教えられ、サーフィンしてる人はいないと思ったが、プールPの駐車場をチェック。幸い止まってる車は1台もなく、急いでUターン。
荒浜は「阿武隈川に津波が上るので、比較的津波には強い地域」と聞いていたので、ショップのシャッターだけを閉めて何も取らず、車で自宅に帰ることを決断。
しかし、道路は至る所で液状化、水道管が破裂しており水が溢れ、信号も止まり、避難する車で渋滞が始まっていました。
狭い抜け道を走り、やっと本線に抜けて自宅に。この時点で家族全員に連絡が取れ、安心したが強い余震が続いている。自宅には入れないため車のテレビを見ていると、衝撃の映像が映し出された。
仙台空港に津波が押し寄せ、何台もの車が滑走路に押し流されてる。
荒浜も一緒？ショップは？もうダメか・・・
携帯も繋がらず情報も中々入らない中、一刻も早くショップを確認したいと思ったが、家族に止められ（余震や津波が心配で）、2日後に荒浜に。
途中までは車で入れたが、後は自転車で。予想はしてたが、あまりにも無残な街並み。
ガレキや崩れた道を進みショップがある方向を見ると、あるはずの建物が根こそぎ流され更地のように・・・。
...続く
--------------------宮城県亘理郡亘理町荒浜
REAL SURF
残間祥夫
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