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ASPワールドツアー第2戦『Rip Curl Pro』スタート!

2011-04-21 更新
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ケリー・スレーター(USA・写真上)の優勝で開幕した2011年のASPワールドツアー。第2戦はオーストラリアのビクトリア州にあるベルズビーチで4月19日〜30日に行なわれます。
50周年記念となる今シーズンはイースターホリデーを利用して集まった沢山のギャラリーのために様々なイベントが用意されています。

現地時間4月20日にはメンズとウィメンズ共にR1が終了。
4-6ftレンジの十分なサイズに早い時間帯はクリーンなグッドコンディション(ヒート進行に従い、徐々に風の影響が入る)に恵まれ、世界のトップサーファー達は素晴らしいパフォーマンスを披露していました。

コンテスト前のインタビューでは、早くも11Xを狙うコメントを残してたケリー。昨年も含め、過去4回もベルズで優勝している貫禄を見せ、アダム・ロバートソン、カイ・オットンの二人のオージーを相手に9.00を含むトータル16.00で余裕のラウンドアップ!
「ベルズが良い時っていつも混んでいるし、コンペで使われていることも多いから、フリーサーフィンすることはほとんど無いんだ。ここでは”実践から学ぶ”ってとこさ。例えば、ローカルのロボ(ロバート・アンダーソン)とやる時は、彼がどんなポジションで待つかに注視するとかね」とケリー。

ケリーでさえも学ぶことがあるベルズの波は見た目よりもクセがあり、普段では見ることが出来ないようなミスも起きます。H10に登場したパーコことジョエル・パーキンソン(AUS)も彼らしくないワイプアウトを見せていました。
しかし、その後は落ち着いたライディングを取り戻し、ハイエストスコアの9.57を含むトータル17.74のハイエストヒートスコアもメイクしてC.J・ホブグッド(USA)とビード・ダービッジ(AUS)をルーザーズ行きに追い込みました。
「ボウルズは手こずる波で、(ベルズは手前のボウルズ、奥のリンコンとピークで呼び方が変わる)2回も失敗しちゃったよ。その後、C.Jがリンコンで良いスコアを出していたから、移動したんだ。それが功を奏したね。ベルズではコンディションがいきなり変わるから、最初のヒートで勝つのは重要。R2もスキップ出来るし、とても嬉しいよ」とヒート終了後のインタビューに答えていたパーコ。

怪我でシーズンを棒に振った昨年の分も今年は暴れまくってくれることでしょう。

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開幕戦のゴールドコーストで13位に終わったミック・ファニング(AUS・写真上)は、World Wide Wave(海外波情報)でも取り上げたことがある通り、ミスを取り返すべく、周囲にも伝わるような気迫のこもったハードトレーニングを重ねてベルズ入り。
ティアゴ・ピレス(PRT)、ガブリエル・メディナ(BRA)とのH4では、序盤に7pt台を2本まとめて手堅く1位通過を果たしました。

「最高の滑り出しが出来てストークスしている。ワイルドカード時代に優勝してから10年、昨年はケリーにファイナルで抑えられてしまい、優勝まで手が届かなかった。どんなイベントでも優勝を狙っているけど、50周年記念のベルズは特別だね。サーフィン界のウィンブルドンみたいな感じさ。ハードだけど、みんな狙っているよ」とミックはコメントを残していました。

その他にR1を1位通過してR3行きを決めた主な選手は、アレホ・ムニーツ(BRA)、アダム・メリング(AUS)、ヘイター・アルヴェス(BRA)、アドリアーノ・デ・スーザ(BRA)など。
怪我で開幕戦をスキップしたジェレーミー・フローレス(FRA)も復活を果たし、R3にコマを進めています。
なお、デーン・レイノルズ(USA)は怪我のために欠場しています。

メンズのR1の後にはウィメンズのR1が進行し、ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)、シルヴァナ・リマ(BRA)、ポーリン・アドゥ(FRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ココ・ホー(HAW)がラウンドアップを決めています。

ネクストコールは現地時間4月21日の朝7時30分(日本時間の同日6時30分)で、30分後にスタート予定。

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(Stay strong everybody in japanとメッセージを送るダスティ・ペイン)


『Rip Curl Pro』公式サイト
http://www.live.ripcurl.com/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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