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『Rip Curl Pro』ウィメンズの頂点に立ったのは?

2011-04-23 更新
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現地時間4月23日、ASPウィメンズワールドツアー第2戦『Rip Curl Pro』のファイナルが終了。
平均年齢20代前半、低年齢化に反比例するように年々レベルが上がっているウィメンズのトップ18の頂点に立ったのはファイナルでカリッサ・ムーア(HAW)を僅差で抑えたサリー・フィッツギボンズ(AUS・写真上下)でした!

ツアー初優勝が決定した後のサリーの喜び方は半端では無く、20歳の若いエネルギーを爆発させながらビーチから表彰台へ。
「言葉じゃ表せないわ!優勝まで長い道のりだったし、本当に素晴らしい気分。今は手足の感覚が無くて、溢れ出そうな涙を抑えることしか出来ない。本当にここに辿り着くまで長かったから...。全てのガールズ、支えてくれた家族や友人に感謝したいわ」とまずは一言。

2008年にジュニアの登竜門であるビラボンASPワールドジュニアチャンピオンシップのタイトルを獲得し、2009年のルーキーイヤーで早くも5位にランクインしたサリーの実力はASPファンなら御存知の通り。2010年は更に順位を上げてトータル2位でフィニッシュ。
残る目標は優勝、そしてワールドタイトルだけでしたが、今イベントでまずは1勝を手に入れたのです。

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「50周年記念という特別なイベントで優勝出来たのね。キッズの頃からヒーロー達がここで戦うのを憧れの目で見ていたし、ベルを鳴らすのが夢だったの。今、それが叶って、言葉が無いわ...。50周年記念のパーティーでは、今までの勝者に会って刺激を受けたわ。そして、今日の優勝。まるで夢みたいね」とサリー。

ハイエストスコア&ヒートスコアのトップ10を見ると彼女の名前が連なっており、文句無しの初優勝を決めてトータルでも2位にランクアップしています。

開幕戦のゴールドコーストで優勝、今シーズンは女王ステファニー・ギルモア(AUS)の不調を尻目にワールドタイトル候補ナンバー1になっているカリッサは、サリーの勢いに封じ込まれる形で2位に...。
ファイナル終了後には、「サリーとファイナルを戦えてストークしているわ。最高の勝ち方だったわね。今まで何回も良い対戦をしてやっと手に入れた優勝におめでとうと言いたい。もちろん、優勝してベルを鳴らしたかったけど、それは来年にお預けね」と話していました。

オフシーズンにトラブルに巻き込まれて全治6週間の怪我を負ったステファニーは、開幕戦の5位から順位は上げているものの、今イベントでも女王の風格は隠れたまま...。
それでもインタビューでは落ち着いた表情で、「自分のサーフィンに自信が出てきたし、気持ち良くイベントを過ごせたわ。パフォーマンスにも満足しているけど、もう少し勝ちたかったわね。サリーは1位にふさわしく調子が良かった。私は彼女が捨てたスコアにさえ追いつかなかったし、勝利に十分値するわ」とコメントを残していました。

ASPウィメンズワールドツアーの次のイベント『Subaru Pro TSB Bank Women's Surf Festival』は、ニュージーランドに舞台を移動して4月27日〜5月1日に開催されます。

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なお、この日はメンズのR4、4ヒートが行なわれ、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、ジョーディ・スミス(ZAF)、ミック・ファニング(AUS・写真上)が1位通過でQFへ。
特にミックは目の覚めるようなスピーディーなリップでハイエストスコアの9.93をメイクし、注目を集めていました。
残りの選手はR5の敗者復活戦を戦います。

ネクストコールは現地時間4月24日の朝7時00分(日本時間の同日6時00分)で、30分後にスタート予定。

ASPウィメンズワールドツアー第2戦
『Rip Curl Pro』結果
1位 サリー・フィッツギボンズ(AUS) 
2位 カリッサ・ムーア(HAW)
3位 シルヴァナ・リマ(BRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)


『Rip Curl Pro』公式サイト
http://www.live.ripcurl.com/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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